この記事ではD2R(ディアブロ2 リザレクテッド)の傭兵システムについて解説し、各傭兵の特徴や所持スキルなどについても解説します。
傭兵の仕組み
基礎知識
- 傭兵とは各ACT(ACT4を除く)の街で雇用できる、戦闘をサポートしてくれるNPC
- 雇用できる傭兵は1体だけ(別の傭兵を雇用する場合は入れ替えとなる)
- 画面左上に、雇用している傭兵のアイコンとヘルスバーが表示される
- 傭兵を連れていくことによって、プレイヤーの獲得経験値が減ることはない
- 傭兵はプレイヤーや他のパーティーメンバーに害をなすことはない(逆もまた然り)
- 傭兵を解雇することはできないが、死亡したままにすることで傭兵なしの冒険は可能
- ディアブロ3とは異なり、マルチプレイに連れていくことが可能
- ゲーム難易度により傭兵のステータスが変わり、低難易度(=ノーマル)で雇った傭兵の方がステータスが高い → パッチ2.4以降はステータス上昇率が共通化され、難易度ヘルで雇うデメリットがなくなった
傭兵の強化
- レベルアップにより自動的に成長する(ステータス振り/スキル振りなどは不要)
- レベルアップ時にライフが回復する
- 傭兵はプレイヤーレベルを超えることはない(=傭兵の最大レベルは98)
- プレイヤーとのレベルが離れてしまったら、レベルの高い傭兵に雇用し直すのがお手軽(ただし装備を剥ぎ取ってから別の傭兵を雇用すること)
装備
- 傭兵に武器、兜、鎧を装備させることで、より長く戦場にとどまってくれる
- 傭兵も装備アイテムに表示されている筋力や敏捷性などの必要条件を満たす必要がある
- 傭兵が装備しているアイテムは耐久力が減らないため、修理ができず基本的に使い捨てとなるイシリアルアイテムを有効活用できる
- 装備により傭兵の外見が変わることはない
- 別の傭兵を雇用する際は装備を外し回収すること(他の傭兵を雇用すると装備が消滅する)
- 装備の魔法特性やルーンワードは、傭兵にも効果がある
- スキルレベルを上げる特性も、そのスキルを所持していれば効果がある
- 傭兵はマナやスタミナの概念がないため、エナジー、マナ、マナ吸収、生命力の魔法特性は意味がない
- 傭兵の装備についているマジックアイテムドロップ率(MF)は傭兵が敵にトドメをさしたときには効果があり、傭兵のMFに自分のキャラクターのMFが加算された合計値が最終的なMFとして扱われる(自分がトドメをさしたときには傭兵のMFは効果なし)
戦闘
- 傭兵がACTボスに与えるダメージは、ノーマル:50%、ナイトメア:33%、ヘル:25%
- 傭兵がACTボスから受けるダメージは10倍
- PvPにおいては、プレイヤーと傭兵間で与えるダメージは互いに1/4、傭兵同士では1/2
- 傭兵のライフは自動的に徐々に回復する
- 傭兵のマナは無制限
- ショートカットのポーションを傭兵に使用するには、LT(L2)を押しながら十字キー
- パーティーメンバーに効果のあるバフスキルは傭兵にも効果がある
- プレイヤーが死亡すると、傭兵も力尽きてしまう
- 傭兵は毒ダメージによって死にうる(プレイヤーは毒ダメージ単体ではライフが1残るため死なない)
- 傭兵が死亡した場合は、傭兵雇用NPC(またはACT4ティラエル)で蘇生できる
ACT1の傭兵:ローグスカウトの特徴
所持スキル
タイプ1
タイプ2
装備
弓(アマゾネス専用の弓、クロスボウを除く) → パッチ2.4から、アマゾネス専用の弓を装備可能になりました
おすすめ用途
遠距離攻撃なので、通路が狭いようなマップでも着実にダメージを与えてくれます。敵が接近してくるまでに傭兵がある程度ダメージを与えてくれるので、プレイヤーの負担が軽くなる上、索敵能力も高くローグが攻撃する方向に敵がいるという探知機の役割にもなります。
敵とプレイヤーからある程度距離を取るような位置取りをするので、あまり敵に攻撃されることがなく生存力はそれなりに高いです。
パッチ2.4での変更点
パッチ2.4からは火炎タイプにも冷気タイプにも範囲攻撃が加わり、より多くの場面で活躍するようになりました。さらにアマゾネス専用の弓を装備可能になり、アマゾネスの全スキルレベル向上の効果を得られるようになりました。
おすすめビルド
ACT2の傭兵:砂漠の傭兵
所持スキル
戦闘スキルタイプ
攻撃オーラタイプ
防御オーラタイプ
装備
ポールアーム、槍、ジャベリン(クラス固有装備を除く)
おすすめ用途
オーラスキルによるプレイヤーのサポートがとにかく強力で、迷ったら砂漠の傭兵を連れていけば間違いないというくらい心強い存在です。使用するバフが、雇用するときのゲーム難易度によって異なるという特殊な傭兵です。
おすすめは攻撃オーラタイプの〈勇気〉と、防御オーラタイプの〈聖なる冷気〉。雇用済みの傭兵のスキルが難易度によって違うスキルに変わってしまうように見えます(例:ノーマルで雇った〈天啓の狙い〉持ち傭兵が、ナイトメアに行くと〈勇気〉持ち傭兵になっている)が、表示が変わっているだけで実際に使用するスキルは雇用した難易度のものです。
パッチ2.4での変更点
パッチ2.4からは、傭兵を雇うときのゲーム難易度によってオーラが決められているのではなく、6つのオーラから自由に選べるようになりました。またパラディンスキルの〈荊棘の加護〉オーラの能力調整にともない、反撃ダメージがパーセントダメージから固定ダメージに変わり、安定的にダメージを与えるようになりました。
おすすめビルド
ACT3の傭兵:鉄狼団
所持スキル
火炎魔法タイプ
冷気魔法タイプ
電撃魔法タイプ
装備
片手剣、盾(ただしブロックはできない)
おすすめ用途
ACT4の傭兵は鉄狼団リーダー・アシェアラ(クラスト港9時方向)から雇用できます。戦士タイプでありながら魔法攻撃ができるのが大きな特徴です。難易度ナイトメア以降は特定属性のダメージを無効化する敵も現れるため、属性特化型ソーサレスや魔法型ドルイド、火罠/雷罠アサシンなどをプレイするときに、所持していない属性を補完する役割をもたせられます。しかしそのような敵は時間をかけて倒すよりもスルーしたほうが安全です。
パッチ2.4での変更点
パッチ2.4からは、ライフの初期値とレベルごとの増加値が約25%上昇、防御力の初期値とレベルごとの増加値が約40%上昇、耐性の初期値とレベルごとの増加値が約20%上昇(すべての傭兵の中で、耐性がもっとも高くなる)という変更が加えられました。
おすすめビルド
ACT5の傭兵:バーバリアン
所持スキル
フレンジータイプ
バッシュタイプ
装備
片手剣(二刀流不可)、両手剣、バーバリアン専用ヘルム → パッチ2.4で両手剣を装備不可になりましたが、二刀流が可能になりました
おすすめ用途
物理攻撃特化型+スタンによるサポートが特徴です。難易度ナイトメア以降の特定属性無効の敵にも安定してダメージを与えられますが、他の傭兵と比較すると秀でているわけではなく出番は少なめでしたが、パッチ2.4で大幅に強化されたため第一線に躍り出ました。
パッチ2.4での変更点
パッチ2.4からは、ライフの初期値とレベルごとの増加値が上昇(すべての傭兵の中で、ライフがもっとも高くなる)、防御力の初期値とレベルごとの増加値が上昇し、高レベル帯での増加値が低下(すべての傭兵の中で、防御力がもっとも高くなる)という変更が加えられました。
〈バッシュ〉タイプは、〈バッシュ〉と〈スタン〉のレベルごとの増加値が上昇し、レベル80で上限に達していたのが、レベル80以降も上昇するようになりました。また〈バトルクライ〉を使用するようになりました。
〈フレンジー〉タイプは、〈フレンジー〉〈挑発〉〈鉄の肌〉を使うようになり、タンク役として頼れるようになりました。さらにバーバリアンの全スキルレベル向上の効果を得られるようになりました。
Blizzardの公式ブログでは〈怒号〉と誤訳されていますが、これは〈バトルクライ〉のことなので注意!
おすすめビルド
まとめ
多くのMORPGゲームに影響を与えた伝説的なゲーム、ディアブロ2 リザレクテッドの傭兵について解説しました。今後もおすすめ情報がありましたら記事を更新していきますのでお見逃しなく!