この記事はディアブロ2 リザレクテッドのスターターガイドです。
ディアブロ2 リザレクテッドは、2000年に発売されたディアブロ2のリマスターです。グラフィックやムービーはリマスターされているものの、ゲームプレイは当時のノスタルジーを損なわないようにできるだけオリジナルに忠実に再現している作品です。そのため現代のゲームに比べるとチュートリアルが十分でなかったり、ゲームシステムがまったく異なる場合があります。そこでディアブロ2をプレイするにあたり自分が戸惑った点を、初心者向けガイドとしてまとめました。
クラスの選び方&序盤のおすすめビルド
長くなったので別記事にまとめました。
キャラクター育成ガイド
レベルが上ったのに強くならない
レベルごとに自動で上がる能力は、ライフ最大値/マナ最大値/スタミナ最大値のみです。ステータスやスキルポイントは
ボタンを長押しして自分で振り、キャラクターを強化したりスキルを習得/強化しましょう。
ステータスの振り方
ステータスポイントは1レベルあたり5ポイント振ることができ、最高レベルは99です。またステータスポイントを報酬として得られるクエストもあります。各ステータスの効果を参考に割り振りましょう。
スキルの振り方
レベルが上昇するごとに1ポイント得られるスキルポイントを割り振って習得します。またスキルポイントを報酬として得られるクエストもいくつかあります。
スキルは、各クラス3系統 × 各10個(計30種類)あります。スキルツリーの一番上の段はレベル1から覚えられ、それ以降はレベル6/12/18/24と6の倍数ごとに覚えられるスキルが増えていき、一番下の段はレベル30で習得できるようになります。
他のスキルと線で繋がれているスキルは、上にあるスキル(前提スキル)に最低でも1ポイント振っていないと下のスキルを習得できません。
各スキルは最大20ポイントまで振って強化することが可能ですが、キャラクターのレベルとスキルを覚えられるレベルによって振れるポイントに上限があります。またスキル同士でシナジーがあり、特定のスキルが別のスキルの威力や効果を上げるものもあります(スキル説明にボーナスと書いてあります)。
後々リセットもできるので、初回クリアまでは気になったスキルに振り、いろいろ試して好きなように楽しむのが一番だと思います。
ステータス/スキルの振り直しはできる?
ステータスやスキルをリセットできる機会は、初回クリアまでは1回(ACT1のクエストクリア報酬)しかありません。とりあえずストーリーを進め、レベル30になるまで(または難易度ノーマルでのACT4〜5まで)は使わずにとっておきましょう。レベル30になれば、すべてのスキルの習得が可能になります。レベル30まであげて興味のあるスキルをお試しで使ってみてからリセットし、改めてどのようなキャラクターにするかを考えてポイントを振り直すのがおすすめです。

難易度ヘルの各ACTボスがドロップする素材からリセットアイテムを合成できるようになるのでご安心を!
序盤におすすめの装備
序盤はNPCが売っているソケット付きの武器に、属性や毒ダメージの付く宝石を付けるのがおすすめ(物理攻撃の場合)です。
防具やアクセサリーは、属性耐性、被弾時にフロストノヴァが発動するもの、スキル発動速度や移動速度のオプション付き装備がおすすめです。またポーションのショートカットはベルトのスロット数だけセットしておけます。どのクラスをプレイするにせよ、ACT1をクリアするレベル12〜15までの間に8スロットベルトを装備するのに必要な筋力25を満たすのがおすすめです。
商人NPCがいいアイテムが売ってなかったら、マップを切り替えてから再度ラインナップをチェックしよう!
序盤におすすめの宝石
難易度ノーマルでは冷気ダメージにより50%の確率で雑魚の動きが遅くなるため、武器にソケットがあったらサファイアを入れるのが便利
基本操作

独特な操作はほとんどないのですが、主な操作と操作に関連して覚えておくべきことをまとめました。
- 移動 Lスティック
- 攻撃(スキル)



R1 R2
- アイテムショートカット 十字キー
傭兵にポーションを使うときはL2(LT)を押しながら十字キー
- メニュー Switch:+ボタン/PS:STARTボタン/Xbox:メニューボタン
- ミニマップ表示/非表示 Switch:−ボタン/PS:SELECTボタン/Xbox:ビューボタン
ミニマップ表示/非表示ボタンを長押しすると、ミニマップ表示位置が画面左上(小)→ 画面右上(小)→ 中央(大)の順に切り替えられて便利
- 歩き/ダッシュ切替 Lスティック押し込み
ダッシュ状態では防御力が0(=敵の攻撃を回避不可)&ブロック率も1/3(かつ25%上限)になるため、特に近接戦闘キャラは戦闘直前に歩き状態にすること!
魔法攻撃する敵にはダッシュで距離を詰めるのも大事!回避はできないのでジグザグに動いて被弾を減らそう
- 落ちているアイテム名表示 LB(L1)ボタン
- 武器持ち替え Rスティック押し込み(1回)
- エモートメニュー Rスティック押し込みっぱなし
- オリジナル版/リマスター版のグラフィック切替 LT(L2)を押しながら、Switch:−ボタン/PS:SELECTボタン/Xbox:ビューボタン
基礎知識&よくある質問
ディアブロシリーズ未プレイだけど大丈夫?
世界観やストーリーに繋がりはあるものの独立した作品として完成されているので、シリーズ未プレイでも大丈夫!またゲームシステムやスキルも「似てるけど異なる」というものが多くディアブロ3プレイヤーにとっても新鮮で、まさにディアブロシリーズの系譜にある別の作品という感覚です。
クロスプレイできる?
プラットフォームをまたいでのクロスプレイはできません。異なるプラットフォーム間でセーブデータが共有されるクロスプログレッション(例えば家ではPS5でプレイし、外ではNintendo Switchで続きからプレイできる)システムがあります。ただし各プラットフォームでソフトを購入している必要あります。
マップの自動生成ついて
マップは(一部を除き)ランダム生成のため、ゲームを始めるたびに地形やオブジェクトの配置などが変わります。各マップはひとつの大きな四角いタイルのようなもので、そのタイルの中で地形やモンスターの配置などがランダムに生成されます。例えば第一章の拠点〈ローグの野営地〉の隣は必ず〈荒涼の平原〉ですが、〈ローグの野営地〉の上下左右どちらに〈荒涼の平原〉があるかはゲームを開始するごとに変化します。フィールドやダンジョン等の地形は、ゲームプレイごとに変わるということです。
モンスターの再配置(リスポーン)について
一度倒したモンスターは復活しません。ゲームを終了して(=キャラクター選択画面に戻り)新しいゲームを開始するとモンスターが再配置されます。
ポーションの種類について
ライフやマナを回復するポーションは消耗品で、数秒にわたって徐々に回復するタイプと即時回復するタイプに分かれています。
所持品のベルト欄でRスティックを長押しすると、一番下の段に入っているポーションをインベントリから自動でセットしてくれるので活用しよう!
クエストの進行状況がわからない
メニューの「クエストログ」を確認しましょう。
クエストの目的地がわからない
「クエストログ」は説明が若干不親切なので、クエストガイドをまとめました。
マップが行き止まりなんだけど…
ぱっと見ではただの壁でも実は階段だったりします。ミニマップに壁以外のアイコンなどがないかチェックしましょう。

装備できないアイテムがある
レアリティがノーマル(白)以外のマジック(青)、レア(黄)、ユニーク(金)、セット(緑)のアイテムは、鑑定しないと詳細な性能もわからず装備もできません。鑑定の巻物を使用しましょう。
また、一部の装備アイテムは特定のクラス専用だったり、装備に必要なステータスが定められていたりします。条件を満たしているかアイテムを確認しましょう。
ACT1の3つめのクエストでデッカード・ケインを救出したあとは、彼が無料で鑑定してくれるので活用しよう!
ワープできないの?
街やダンジョンなどいくつかのマップにウェイポイントがあり、別のウェイポイントへのワープが可能です。ウェイポイントは見つけて有効化しないとワープ先に指定できないため、発見したら有効化することを忘れないようにしましょう。
また街に帰還するだけなら、タウン・ポータルの巻物を使用すればどこからでも街にワープできます。
タウン・ポータルの巻物(タウン・ポータルの書)のすすめ
タウン・ポータルの巻物を使用すればどこからでも街に戻れます。タウン・ポータルを使用して街に戻ったあとは、街にあるポータルに入るとタウン・ポータルを使用した場所に戻れます。アイテムがいっぱいになったり装備を修理したいとき、クエスト完了したときなどに適宜使用しましょう。
NPC(〈ローグの野営地〉ではアカラ)が売っているタウン・ポータルの書はタウン・ポータルの巻物を20回分ストックできるアイテムです。インベントリをコンパクトにまとめるために、お金に余裕ができたら買っておきましょう。
タウンポータルの巻物は、いちいちアイテム欄から開かなくてもスキルと同様にコントローラーに割り当てることができます。スキル欄を開き、「一般スキル」の項目内にはタウンポータルの巻物だけでなく、装備により使用可能になっているスキルなども表示されます。「スキルを割り当てる」を選び、ボタンに割り当てましょう。

鑑定の巻物(鑑定の書)のすすめ
レアアイテムは鑑定するまで性能がわからず装備もできません。鑑定の巻物をボタン長押しで使用し、鑑定したいアイテムにカーソルを合わせて決定することで鑑定できます。
NPC(〈ローグの野営地〉ではアカラ)が売っている鑑定の書は鑑定の巻物を20回分ストックできるアイテムです。インベントリをコンパクトにまとめるために、お金に余裕ができたら買っておきましょう。
一括鑑定してくれるデッカード・ケインも活用しよう!
インベントリを整頓したい
インベントリでRスティック長押しすると、アイテムを自動的に隙間なく詰めて配置してくれます。
アイテムを持ちきれない
不要なアイテムは売りましょう。NPCとの取引ウィンドウで不要なアイテムにカーソルを合わせ
ボタンを長押しすると簡単に売れます。
宝石、宝玉、ルーン、マジックファインド(レアアイテムドロップ率上昇)装備など、いつか使いそうなアイテムや他のキャラクターに装備させたいアイテムなどは、街にある「保管箱」に収納しましょう。〈ローグの野営地〉ではマップ中央、ワリヴの近くにあります。

他のキャラクターにアイテムを渡したい
街にある「保管箱」の共有用タブに収納することで、他のキャラクターで引き出すことができます。
保管箱は、ゴールドもタブごとにわかれて保管されることに注意!
高く売れるアイテムはどれ?
狩場ではすぐにインベントリがいっぱいになってしまいますがいちいち街に戻りたくないですし、高く売れるアイテムだけを持ち帰りたいですよね。そんなときは高く売れる投げナイフ、セプター、指輪、アミュレットを最優先に、それ以外はレア度の高いものを中心に持ち帰りましょう。序盤はお金もなくいっぱい拾いたくなりますが、中盤以降はいらないアイテムは拾わない、が基本です。
アイテムを他のユーザーとトレードできる?
できます。ただしゲーム内では取引相手を探すのが困難なため、外部サイトに頼ることになります。いろんな取引サイトの特徴を比較しまとめましたので、こちらをご覧ください。
死んだらゴールドと装備が全部消えた!詰んだ!
死亡すると、装備していたアイテムがプレイヤーの死体とともにその場に残り、所持ゴールドと保管箱(自分用タブ)のゴールドの合計から最大20%がロスト(回収不可)し、残りの所持ゴールドが死亡地点にドロップ(回収可)します。さらに難易度ナイトメアでは次のレベルに到達するのに必要な経験値の5%を、難易度ヘルでは10%が失われます(ただしレベルが下がってしまうことはありません)。死体を回収することで装備を回収でき、経験値を失った場合にはその75%を復元することができます。
ゴールドのデスペナ対象は手持ちと保管箱(自分用タブ)のみ!共有用タブのお金は減らないので貯金箱にしよう!
ただし保管箱(自分用)にあるお金は、手持ちのお金では足りない場合にそこから自動的に引き落としてくれる。100,000ゴールド程度は自分用タブにあると便利
敵が多くて死体の回収が難しい場合は、セーブして終了→新しいゲームをスタートすると、死体が街に戻ってくるので装備は安全に回収できる反面、地面に落としたゴールドは回収できず経験値も復旧できないことに注意しましょう。
また複数回死んだ場合は、死体は最大16体まで残ります。ただし複数の死体を残してセーブして終了→ゲーム開始すると、所有アイテムの時価総額が高い死体のみが残り他の死体(とアイテム)は消滅してしまいます。装備できるクエストアイテム(ホラドリムの杖など)が死体とともに消えてしまった場合は、再度クエストを進行することで当該アイテムを入手可能なので焦らずクエストログを確認しましょう。
修理めんどくさくね?
修理してくれるNPC(ACT1チャルシ、ACT2ファラ)で、Lスティック長押しすると全アイテム一括で修理可能です。
イシリアルアイテムの活用法
イシリアルアイテムは修復不可能な代わりに強力なアイテムです。まれに耐久値が減らなかったり、耐久値が自動的に回復するイシリアルアイテムが存在します。
基本的に修復できないため使い捨てになってしまい活用が難しいですが、傭兵は装備の耐久値が減らないため、傭兵に装備させるには最適なアイテムです。
戦闘の豆知識
蘇生モンスターに要注意

モンスターの中には、雑魚を復活させる親玉モンスターがいる場合があります。ゲーム序盤だと「フォールンの呪術師」が、小さいゴブリンのような「フォールン」を復活させます。倒しているのに敵が減らないと思ったら、親玉モンスターがいないか確認してみましょう。
死体に関する豆知識:モンスターを凍結させて倒すと死体が残らないため、復活させるのを防ぐことができる!
死体を利用するスキルがあるネクロマンサーなどでプレイしている時は、死体が残らないことがデメリットになる点に注意
エリート・モンスターに注意
取り巻きを連れた強めのモンスターの中に、冷気属性攻撃でプレイヤーの動きを遅くする(体が水色になる)タイプがいます。攻撃速度も遅くなっているため囲まれて一方的に攻撃される危険性があるので、自分の動きが遅くなったと思ったらすぐに一旦逃げて体制を整えるか、敵に囲まれないように逃げながら戦いましょう。
被ターゲットを減らす(位置取りを考える)
ダンジョンで部屋に入ったら大量のモンスターがいた!なんて場面があります。そのまま突っ込んで戦うのではなく、一旦退いて冷静に状況判断することが大事です。
また扉や通路がある場合にはそこへ逃げ、モンスターを詰まらせることによって、自分を攻撃してくるモンスターを大幅に減らすことができます。扉がなくても、壁を背にしたり、逃げては殴り逃げては殴りと繰り返すだけでも有効です。

別の部屋なので見えなくなっているが、扉の向こうにはモンスターが多数いる。扉を挟むことで被ターゲットを減らしている

自:プレイヤー ー:壁 敵:攻撃してくる敵 敵:攻撃できない敵
傭兵を回復する
ショートカットに設定したポーションは、LT(L2)+十字キーで傭兵に使えることを覚えておきましょう。傭兵は死んでも街で生き返らせることは可能ですが、蘇生にはゴールドが必要です。無駄な出費を抑えるためにも、傭兵が敵に囲まれたり毒になって危ないと思ったらポーションを使ってあげましょう。
タウン・ポータルを非常口として先に使っておく
特にボスとの戦闘前に、危なくなったら逃げ込める非常口としてあらかじめタウン・ポータルを設置しておくのがおすすめです。ボスを倒したらどのみちポータルで戻るでしょうし、先に設置しておくことでいざというときに帰還し、体制を整えたらすぐに戻ってこれるというメリットがあります。また万が一死んでしまっても、街にあるポータルに入ればすぐボス前に復帰できるというのもメリットです。
ボス戦では必ずポータルを出しておくのを習慣づけよう!
ディアブロ3との違い
ディアブロ2とディアブロ3の比較
D2Rをプレイしてみた印象は「古き良きMMORPG」でした。アイテム所持数が限られていたり、ポーションが消耗品だったり、ワープポータルや鑑定にアイテムが必要だったり、宝石の合成がD3のように連打ではできなかったり、要素としては面倒に感じてしまう部分もありますが、それもこのゲームの「味」として根強くファンに愛されているということが理解できました。
ディアブロ2とディアブロ3のどちらをプレイするか迷っている方におすすめしたいのは、ストレスに感じる点が少ないという意味ではディアブロ3です。ただしD2Rをプレイしてみてわかったのは、ディアブロ3がいかに正統進化を遂げているか、なおかつ(どちらかが上位互換ではなく)それぞれの楽しみ方があるということでした。
ディアブロシリーズはゲームプレイ配信などを見ても面白さを感じにくいゲームだと思うので、ぜひプレイしてみて欲しいと思います。
ルーンワード
D2Rでもっとも特徴的なのは「ルーンワード」というシステム。「ルーンワード」は特定ルーンを、特定の順番で、特定の装備のソケットにはめると発動するシステムで、それがビルドの要になっています。特に「エニグマ」というルーンワードは、なんとどのクラスでもテレポート(ソーサレススキル)を使用できるようになるというスグレモノで高速ファーミング用に人気です!そのおかげでクラス間で個性はあるものの、格差を感じにくいような印象を受けました。
まとめ
多くのMORPGゲームに影響を与えた伝説的なゲーム、ディアブロ2のリマスター作品のスターターガイドをお届けしました。今後も情報が入り次第、記事を更新していきますのでお見逃しなく!