いのまるの秘密基地

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ディアブロ3レビュー:なぜハマるのか、その面白さを考察してみた

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この記事はディアブロ3を知らない方、気になっている方、買おうか迷っている人に向けた記事です。いのまるが感じているディアブロ3の面白さを綴ってみます。

伝われ!(クソデカボイス)

 

【おさらい】ディアブロ3ってどんなゲーム?ハクスラって何?

ディアブロ3は強大な悪魔ディアブロやその眷属を倒すために冒険していくアクションRPGゲームです。最大の特徴は「ハクスラ」という敵との戦闘が主目的かつ醍醐味になっているジャンルであること。いくつもあるスキル、無数にも思える装備品を自由に組合わせ、いろいろな戦い方を探求できるから飽きません。
また最近流行りの一人称視点ではなくクォータービュー(斜め上からの見下ろし)視点固定なので疲れにくく、プレイヤー同士の戦いでもないのでギスギスしない。キャラクターを強化し、ダンジョンに挑戦し、そこで得られる報酬でさらにキャラクターを強化する、という沼です。

 

ディアブロ3の面白さは、つまるところ「ギャップ萌え」

極道なのに優しさと可愛さを持つ極主夫道のように、自由奔放すぎてついていけないのに憎めない寅さんのように、○○だけど○○といういわゆる「ギャップ萌え」要素は人々の心を掴んで離しません。
ギャップ萌えといっても、パッケージにデカデカと描かれている悪魔が実はデレる、とかではありません。ディアブロ3の面白さは、一見相反する要素(ギャップ)を見事に両立した、ゲームバランスの素晴らしさなんです。

 

単純 だけど 奥深いゲームシステム

ディアブロ3のエンドコンテンツにおけるゲームプレイは至極単純。ダンジョンに潜り、道中の敵やボス、宝箱から強いアイテムをゲットし、強くなってもっと難易度の高いダンジョンに潜る。この繰り返しです。つまんなそうでしょ?
でも、単純さと両立する奥深さがあります。それが「ビルド」の豊富さ
ディアブロ3は覚えたスキルを全て使えるのではなく、スキルスロットにセットした6つしか使えません。メニューがたくさんあるビュッフェで、お皿に盛れるのは6種類の料理だけ、というのと同じです。そしてそれぞれのスキルは5種のルーン(味変トッピング)で自由にカスタマイズできます。例えるなら基本のチャーハンを、レタスチャーハンやあんかけチャーハンに変化させることができるのです。
さらに装備には特定のスキルを強化する効果を持つものがあります。例えるならステーキを食べるとスキルの効果範囲が広がる鎧や、餃子を食べると敵から受けるダメージが半減する盾などがあるということです。
つまり、スキル、ルーン、装備の組み合わせ(=ビルド)を試行錯誤しながら模索するパズルのような要素が、ゲームをさらに奥深くしているんです。

 

心のスキマ、お埋めします

スマホゲーム(いわゆるソシャゲ)が流行った要因のひとつは「手軽さ」であることは間違いないですよね。通勤時間、ご飯が炊きあがるまでの時間、トイレの時間、エレベーターの中、レジで並んでいる時間などなど、手持ち無沙汰になる隙間時間にうまく入り込んだことで、人々の生活に根付きました。
スマホほどではありませんが、Switchはそれに近しいものがあります。どこでも持ち歩ける点、そしてスリープを解除して秒でゲームを始められる点です。これらの要素がSwitchとディアブロ3の完璧なマリアージュを生み出しているんです。PC版やPS版にはSwitch版にはない魅力があるので、携帯性や手軽さと天秤にかけてどちらを選ぶか、両方選ぶかはアナタ次第です。

 

一日5分でも満足 だけど 一日20時間でも遊び足りない

日々ゲームをプレイするにあたり「強い装備を手に入れた」「クエストをクリアした」「ボスを倒した」などといったキャラクターの成長や達成感は欠かせない要素です。
ディアブロ3をプレイするにあたり、一回ダンジョンをクリアするだけなら、たった5分でクリアし達成感を得ることもできます
しかし、キャラクターのレベルに上限がない(レベルキャップは70だが、それとは別に無限にあげられるパラゴンレベルが存在する)のと同時に、前述の通り「ビルドの豊富さ」があり、そして(ストーリーモードのクリアはあるけど)明確なゲームクリア条件がありません。
常にキャラクターの強化に見合った難易度が用意されているので、一日20時間遊んでもまだ足りない、と思えるコンテンツがあります。

いのまるのプレイ時間は現在600時間。まだ足りない…まだ足りない…

 

いつでもやめられる だけど いつでも戻ってこれる

ディアブロ3には前述の通り(ストーリーモードのクリアはありますが)明確なゲームクリアが設定されていません。プレイヤーの数%しかクリアクリアできないような難易度のダンジョンも用意されていますし、理想通りの完璧な装備は2000時間プレイしたとしても得られる確証はありません。
強いて言うなら「この難易度までクリアしたい!」「あの装備とスキルの組み合わせを試したい!」といった、プレイヤーそれぞれが設定した目標がゲームクリアの条件になります。この意味で、クリア条件はプレイヤー次第なので、いつでもやめられるということになります。

その一方で、いつでもプレイを再開できるという仕組みが整っています。
ひとつは綿々と続くバランス調整とアップデート。しばらくぶりにゲームを再開してみたら「前はあまり強くなかったスキルが強化されてる!」「新しい装備アイテムが追加されてる!」という前と違うゲーム体験が得られるので、常に新鮮さを感じられます。スマブラの新ファイターが無料で追加されるみたいなものですね。
ふたつめはシーズン制度。数ヶ月ごとにシーズンが切り替わり、そのシーズン限定の特別なバフ効果や報酬が得られるため、一度プレイをやめても新シーズンから再開するというモチベーションになります。またシーズンキャラクターは過去のキャラクターを引き継ぎできず1からのスタートとなること*1。プレイヤー全員が1からのスタートとなるので他のプレイヤーに追いつけない(=モチベ低下)ということもありませんし、新ゲームのリリース直後のような盛り上がりがあります。
ここまでプレイしたのにやめるのはもったいない、プレイ時間を減らしたら他の人に追いつけなくなる、といった惰性でのプレイや義務感とはオサラバです。

 

期待感 & 達成感

一般的なRPGゲームだと、いわゆる最強装備を得るための条件は決められていて、特定のボスからのドロップだったり特定の宝箱の報酬だったりします。これだと(最強装備を得るという目的においては)他のコンテンツに取り組む必要がなくなってしまいますよね。
パチスロだと、一定確率で引けるチェリーを引いて、高確率状態に移行する抽選をくぐり抜け、ボーナス抽選役を引いて、ようやくボーナスにたどり着く、というものがあります。これだとチェリーを引けるまでの時間は、何の期待も達成もない無為な時間に感じてしまいますよね。

ディアブロ3はそれらとまったく異なり、(一定の難易度のダンジョンをクリアした後ならという条件はありますが)いつでもどこでも最強装備が手に入るかもしれないという期待感が常にあります。例えるなら、ドラクエ11において命の大樹にたどり着いたあとなら、スライムですら最強装備を落とす可能性があるということです。これにより「このコンテンツは取り組んでも意味がない」というものが存在せず、常に期待感が得られるんです。

 

脳汁放出回数ギネス記録(?)

ジャグラーでGOGO!ランプが光ったら脳汁でますよね。ガチャで最高レアを引いたら脳汁でますよね。安心してください、ディアブロ3はもっと脳汁ドバドバですよ
ディアブロ3では、レジェンダリーアイテムというカテゴリの装備が強くなるためには欠かせません。そのレジェンダリーアイテムがドロップした際には、「ガシャーン」という音とともに、光の柱が立ち上ります。また、ドロップしたアイテムはシルエットのみで表示されていてアイテム名が伏せられているので、ドロップしたときのドキドキと鑑定するまでのワクワクと、脳汁を放出させる演出がうまいんです。

 

サクサクプレイ

忙しい現代人は、一分一秒たりとも無駄を惜しむもの。マルチプレイで他のプレイヤーとマッチするまでの何もできない時間、別の街やダンジョンへの移動時間、クエストクリアやレベルアップしたときに無駄にファンファーレが鳴って操作できない時間、ボスがひたすら喋って操作できない時間、死んだらセーブポイントからやり直し、これらは全て存在しません。そう、ディアブロ3ならね。

 

ディアブロ3はどんな人におすすめ?どんな人におすすめできない?

おすすめしたい人

  • このスキルとこのスキル組み合わせたら強そう、などと考えることが好きな人
  • 手探りでトライ&エラーすることが好きな人
  • 無双ゲームのように敵をなぎ倒してストレス発散したい人
  • 無心で取り組める塗り絵アプリなどにハマった経験がある人
  • ソシャゲやスマホゲームのガチャで興奮したことがある人
  • パチスロで興奮した経験がある人

おすすめできない人

  • グロテスクな表現が苦手な人
  • キャラクターの性別や外見は細かく作り込みたい人
  • ソウルライクのゲームのような緊張感が常に欲しい人
  • 映画のようなストーリー性を求めている人
  • あつ森のようなスローライフのゲームをやりたい人

 

まとめ

ディアブロ3の面白さ、伝わったでしょうか。迷ってる人はやってみたらいいんじゃないかな!
いつでも質問受け付けてますし、困ったことがあったらいのまるが全力でサポートしますよ!

ちなみに任天堂からもBlizzard Entertainmentからも、一銭も受け取ってないダイマです。ガチガチのガチでおすすめです。

*1:注:キャラクターが消えてしまうわけではない。シーズンキャラクターはノンシーズンキャラクターとして残り、レベルやアイテムなどはノンシーズンキャラクター全体で共有・合算される