この記事では、ディアブロ4のキャラクター育成システム「パラゴンボード」について解説します。
パラゴンボードとは
パラゴンボードとは、レベル50以上になるとアンロックされる、キャラクターをさらに自由にカスタマイズできる強化システムです。大きなボードの中にオセロのマス目のようにノードが連なっており、隣接するノードを順次開放していくことでキャラクターを強化します。
ボードの端まで到達すると「ボードアタッチメントゲート」があり、そこで次のパラゴンボードを選択することができます。パラゴンボード開放時にデフォルトで設定されているスターターボード以外ではクラスごとに8種のボードが設定されており、任意のボードを選択することでキャラクターのビルドを方向づけることができます。また、ボードを接続する際に、ボード自体を回転させてスタート地点を任意に決めることができます。
パラゴンポイント
パラゴンボードのノードの開放には、1ノードにつき1パラゴンポイントを使用します。パラゴンポイントは1レベルにつき4ポイント取得できるほか、名声システムから合計20ポイント、リリスの祭壇から合計4ポイントを取得できます。育成上限であるレベル100時点での最大パラゴンポイントは合計225です。
パラゴンポイントのリセット(払い戻し)
割り振ったパラゴンポイントは、ゴールドで払い戻しが可能です。必要ゴールドはキャラクターのレベルに応じ変動します。
特にグリフソケットのリセットは、グリフを外す→グリフノードの払い戻しの2段階であり見落としがちなので注意しましょう。なお、アップデートにより全ボードの一括リセットが可能になりました。
パラゴンボードの再選択
2枚め以降のパラゴンボードは、そのボード上に降ったポイントを前述の方法でリセットした上で前のボードのボードアタッチメントゲートを選択すると、ボードを再選択することができます。
ノード
パラゴンボードのひとつひとつのタイルは「ノード」と呼ばれます。ノードには以下の種類があります。
ノーマル・ノード(グレー)
ノーマル・ノードは、キャラクターの基本能力値(筋力/知力/意志力/敏捷性のいずれか)を+5増加させるノードです。一番ベーシックな効果であるとともに後述するグリフソケットと複雑に絡み合い、パラゴンポイントの割り振りに戦略性をもたせます。
ディアブロ4において、レベル1~50の育成過程にはステータス振りは存在しませんが、パラゴンボードでのノーマル・ノード選択が実質的なステ振りと言えます。
マジック・ノード(青)
マジック・ノードは、主にキャラクターの基本能力値以外を上昇させるノードで、レア・ノードの周囲に5つ配置されています。ノーマル・ノードよりもよりキャラクターのビルドの方向性(攻撃重視、防御重視など)に影響を与えるノードです。
レア・ノード(黄)
レア・ノードは、キャラクターを大幅に強化するノードです。レア・ノードには基本効果とボーナス効果が設定されており、条件を満たすとさらに強力な効果を発動できる特徴があります。
マジック・ノードよりもよりキャラクターのもっと細かなビルドの方向性(強化状態中の攻撃強化、オーバーパワーの攻撃強化など)に大きな影響を与えるノードです。
ボーナス効果は、主に「筋力XXX以上」のように一定の基本能力値を超えた時に効果を発揮します。装備アイテムの特性で基本能力値が付いている場合には、その付け外しによってボーナス効果の条件を満たすか否かが決まることもあるため、装備の付け替えは慎重に行いましょう。
レジェンダリー・ノード(橙)
レジェンダリー・ノードは、パラゴンボードの中でもっとも重要な、キャラクターの方向性を決定づけるノードです。各パラゴンボードにレジェンダリー・ノードはひとつ設定されています。
グリフソケット
グリフソケットには、任意のグリフをはめることで効果を発揮します。各パラゴンボードにグリフソケットはひとつ設定されています。
グリフの周囲一定範囲内で解放済みのノードに応じて強力になるのがグリフの大きな特徴です。そのため、グリフの能力を最大限発揮するためにその周囲のノードを多く開放するか、どんどん先のボードへ進めるかという選択が生まれることになります。
グリフの種類
グリフにもマジック・グリフとレア・グリフが存在します。基本的にはレア・グリフのほうが周囲の開放済みノードから影響を受けられる範囲が広く強力です。後述するグリフの強化によりレベルを上げると、範囲も広げることができます。
グリフの入手方法
グリフはどのキャラクターもいくつか所持していますが、ゲーム内のさまざまなコンテンツから入手することができます。オープンワールドにいる敵のドロップ、ダンジョン内の敵のドロップ、ワールドボス、各種イベントから入手、宝箱から入手など、多くの入手手段があります。
グリフの強化方法
グリフは、ナイトメア・ダンジョンをクリアすると出現する「覚醒したグリフストーン」にインタラクトし、任意のグリフに経験値を割り振ることで強化することができます。
グリフを一定のレベルに強化することで、周囲のノードから影響を受けられる範囲が広くなるため、より強力なビルドを構築することができるようになります。あれこれ分散させて強化するのではなく、ビルドの軸となりうるグリフを見定め、それを集中して強化するようにしましょう。
ナイトメア・ダンジョンについての詳細は、こちらをご覧ください。
ディアブロ3をプレイしていた方は、GRクリアしてレジェンダリージェムを強化していたことをイメージするとわかりやすい!
パラゴンポイントの振り方
パラゴンポイントを、ボード上でどのようなルートを辿って振っていけば良いのか、基本的な考え方を以下にまとめました。
- レジェンダリー・ノードとグリフソケットの位置を確認する
レジェンダリー・ノードとグリフは強力な効果を持つため、基本的に両方(ビルドにより必要な方だけ)アクティブにすべきものです。まずはそれらがボード上のどこにあり、どのようなルートを取りうるかを確認しましょう。
- 目指すレア・ノードを決める
レジェンダリー・ノードまたはグリフを開放するルートを確認したら、そのルート上(または近辺)にどのようなレア・ノードがあるのかを確認しましょう。
また、次のボードを開放するにはボードアタッチメントゲートに到達する必要があります。レジェンダリー・ノードとグリフを取得後に、どのゲートへのルートをたどればどのレア・ノードを通るのかを確認しましょう。
そして目指すレア・ノードが決まったら、そこへ向けてノーマル・ノードを開放していきましょう。
- クラスにあった能力値を把握する
ノーマル・ノードでは基本能力値を伸ばしていくことができます。ルート上ではプレイしているクラスに合った適切なノーマル・ノードを開放していきましょう。
- 適切なボードを選ぶ
得られるパラゴンポイントには上限があるため、目指すビルドと噛み合ったボードを選択しましょう。ボード選択時にはプレビュー画面にて、各ボードの持つレジェンダリー・ノードやレア・ノードの効果一覧を確認することができます。
- ポイントの割り振り方を熟考する
最後に、レジェンダリー・ノードやグリフソケットを通る最短ルートで次のボードへ進めるべきか、グリフソケットの周囲のノードを開放しグリフの効果をさらに強化するべきかを検討します。検討にあたって以下の観点で比較をしてみましょう。
- グリフの追加ボーナス効果と、次のボードで選択しうるレジェンダリー・ノードの能力を比較し、強力な方を優先する
- グリフの追加ボーナス効果と、次のボードで選択しうるレア・ノードの能力を比較し、強力な方を優先する
- 残りのパラゴンポイントで、それが実現可能かを検討する
グリフの選び方
グリフをどのように選べば良いのか、基本的な考え方を以下にまとめました。
- グリフソケットの効果範囲内にあるステータスを把握する
グリフレベル14までは範囲3、グリフレベル15からは範囲4になります。その範囲内にある基本能力値(筋力/知力/意志力/敏捷性)を把握しましょう。
- 付けたいグリフのボーナス効果に必要なステータスを確認する
グリフの追加ボーナスを発動させるためには、一定の基本能力値が必要です。付けたいグリフの追加ボーナスを発動させるために必要な基本能力値が、グリフソケットの範囲内で満たせない場合、グリフの能力を最大限に発揮できないため適正が低いと考えることができます。
この場合はパラゴンボードの能力を優先して別のグリフに変更するか、グリフの能力を優先して条件を満たせるパラゴンボードに変更するかを検討しましょう。
全クラスのパラゴンボードとグリフ一覧
まとめ
この記事では、ディアブロ4のキャラクター育成システム「パラゴンボード」について解説しました。パラゴンボードは、ビルド構築にあたってスキルツリーと同等かそれ以上の重要性を持ち、また個性を発揮しやすい面白い仕組みです。パラゴンボードの仕組みを理解し、オリジナルのキャラクターを構築してみましょう!