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Last Epoch攻略:Itemization(アイテムのコンセプト)完全ガイド

この記事では、Last Epoch(ラストエポック、以下LE)のItemization(アイテムのコンセプト)ついて解説します。

 

Itemizationとは

Itemization(アイテマイゼーション)とは、それぞれのアイテムにどのような役割をもたせ、どのような価値を持たせているかを決定づける概念であり、日本語では「アイテムのコンセプト」と表現することができます。

LEには、他のゲームではあまり見かけないExaltedアイテム、Experimental Affix、Sealed Affixなどがあります。それらが一体どんな存在なのか、どのように活用すればよいのか理解する手助けになればと思い、Itemizationを網羅的に解説します。

 

Modifierとは

Modifier(モディファイアー)とは、ある要素に変化を加える修飾子の総称です。アイテムの性能を変化させるAffixなどもModifierと呼びますし、ダンジョンの難易度を変化させる要素もModifierと呼びます。略してMod(モッド)と呼ばれることも多いです。

本稿では特にアイテムの性能を決定づけるModifierについて解説します。LEでアイテムに付くModifierは以下のような構造になります。

  • Implicit Modifier
    アイテムにより1~3個
    Implicit Modifierは変更することはできないが、Rune of Shapingを使用して可変値の再抽選はできる。Experimental Affixになることはない。
  • Explicit Modifier
    レアリティにより0~4個
    Explicit Modifierは変更することができ、ランクアップ時に可変値の再抽選もできる。Experimental Affixになることがある。
     ┗ Prefix 0~2個
     ┗ Suffix 0~2個
  • Sealed Affix
    Affixを封印した場合に、最大1個
    封印後はAffixのランクアップや可変値の再抽選はできない。またLegendaryアイテム作成時にUniqueアイテムへの付与抽選対象外。Experimental Affixを封印することもできる。

Implicit Modifier

アイテムのベースタイプごとに定められていて、変更ができないModifierのことをImplicit Modifier(インプリシット モディファイアー)と呼びます。Implicitとは日本語では「暗黙」を意味し、暗黙モッドと呼ぶこともあります。

例えばDaggerの一種「Obsidian Dagger」には、Melee Damage/Critical Strike Chance/Increased Physical Damageの暗黙Modが付いています。アイテム名には特にImplicitの内容を示す名称が付いていませんが、「Obsidian DaggerにはMelee Damage/Critical Strike Chance/Increased Physicalが付いている」という「暗黙」のルールがあるのです。

なおアイテムのベースタイプごとの固有特性をImplicitと呼ぶのはLEに限った話ではなく、Path of Exileなど他のハクスラゲームでも同様の呼び方をします。

Explicit Modifier ≒ Affix

アイテムのベースタイプごとに定められているImplicitとは異なり、変更可能なModifierをExplicit Modifier(エクスプリシット モディファイアー)と呼ぶことがあります(ただしAffixといえばExplicitを指すことがほとんどのため、単にAffixと呼ぶことのほうが多いです)。Explicitとは日本語では「明示」を意味し、明示モッドと呼ぶこともあります。

例えばDaggerの一種「Rune Dagger」というアイテムにCritical Strike Multiplierを付けると、「Eviscerating Rune Dagger」という名称に変化します。アイテムの名称で、どのAffixが付いているかを「明示」的に示しているわけです。

なおアイテムに付与されていて変更可能なModifierをExplicitと呼ぶのはLEに限った話ではなく、Path of Exileなど他のハクスラゲームでも同様の呼び方をします。

PrefixとSuffix

Explicit(=Affix)は、さらにPrefix(プリフィックス/接頭辞)とSuffix(サフィックス/接尾辞)に分類することができます。アイテム名の前に付くAffixをPrefixと分類し、アイテム名の後ろに付くAffixをSuffixと分類するのです。

例えばDaggerにCritical Strike MultiplierとHealth on Melee Hitを付けると、「Eviscerating Rune Dagger of Hunger」という名称に変化します。

LEでは主にPrefixに攻撃的なAffix、Suffixに防御的なAffixが分類されています。そして、このAffixの数や内容に応じて、アイテムのレアリティが分類されるのです。

Sealed Affix

Sealed Affix(シールド アフィックス)は、他のゲームではあまり見かけないAffixです。

LEでは、任意のExplicit Modifier(=Affix)をクラフトで封印し、5番目のAffixとすることができます。封印後はもともとあったAffix Slotは空きとなるため、Affixをひとつ多く獲得できる強力な手段です。「封印」とはいうものの、封印されたAffixの効果もきちんと発動します。

Affixを封印する手段は2つあります。いずれもクラフトを利用するため、Forging Potentialがないとできません。

  1. Glyph of Despairを使用する
    任意のAffixをアップグレードする際にGlyph of Despairを併用すると、アップグレードする代わりに一定確率で封印することができる。
  2. Rune of Reserchを使用する
    Experimental Affixの場合は確実に封印することができる。Forging Potentialさえあれば、通常のAffixをGlyph of InsightでExperimental Affixに変更し、その後Rune of Reserchで封印という芸当もできる。

Experimental Affix

Experimental Affix(エクスペリメンタル アフィックス)はLE独自の仕組みで、他の装備にはない効果を持つAffixです。Experimental Affixが付いたアイテムはExiled Magesを倒すことで入手することができます。

Exiled Mage(エグザイルド メイジ)は、キャンペーン中に見つけることもできますが、特にMonolith of Fateで多く見つけることができます。牢獄に封印されているExiled Mageをクリックすることで解放し、戦闘して倒すとExperimental Affix付きのアイテムと、一定確率でRune of Researchをドロップします。

Experimental AffixがExaltedアイテムとして(つまりTier6~7のExperimental Affixが付いて)ドロップすることもありますし、それをRune of Reserchで封印すれば超強力なアイテムになる可能性もあります!

 

Rarityとは

Rarity(レアリティ)とはアイテムの等級のことです。LEには以下のレアリティでアイテムを分類しています。

  •  Common(白):Affixが0個のアイテム
  •  Magic(青):Affixが1~2個のアイテム
  •  Rare(黄):Affixが3~4個のアイテム
  •  Unique(橙):固有のAffixを持つアイテム
  •  Set(緑):固有のAffixを持ち、さらに同じセットアイテムから複数部位を装備することでボーナス効果をもたらすアイテム。セットは2~4部位で構成されることが多い
  •  Exalted(紫):Tier6~7のAffixが1個以上のアイテム
  •  Legendary(赤):UniqueアイテムにAffixを追加したアイテム

LEにおいては、ディアブロシリーズとは異なりレジェンダリーアイテムはドロップするものではなく作るものです。詳細はこちらをご覧ください。

 

クラフトシステムの解説

Itemization(アイテムのコンセプト)を理解したら、クラフトで今までよりも効率よく、強力なアイテムを作れるようになるはずです!詳細はこちらをご覧ください。

 

まとめ

この記事では、Last Epoch(ラストエポック、以下LE)のItemization(アイテムのコンセプト)について解説しました。アイテムのコンセプトや仕組みを理解しなければ、最強装備・最強ビルドを組むことは難しくなります。このガイドを参考に、理想装備を追求してみましょう!