この記事ではD2R(ディアブロ2 リザレクテッド)のトレードについて解説し、各トレードサイト(とゲーム内トレード)の特徴を比較してまとめました。D2Rはゲーム内で取引相手を探す機能が弱いため、トレードを支援する多くの外部サイトが存在します。この記事を参考に、ご自身にあった取引方法が見つかれば幸いです。
トレードサイトの一覧と特徴比較
各トレードサイトの詳細解説
d2nest
「ディアブロ2 トレード」で検索したらトップに出てくる国内トレードの最大手。利用者の熱量も高く、トレードだけでなく専用スレッドでの雑談や鑑定依頼、パーティー募集やイベントも盛況。
日本人プレイヤーがほとんどのためコミュニケーションにも困ることがない安心感も大きな魅力。過去のトレードも残っているため取引履歴から相場を調べることも可能。
管理人さんはこのサイトを個人で開発しているということもあり利用者との距離も近く、サイトの改善要望などに真剣に向き合ってくれるすごい方。
トレード形態は以下の2種類あり、用途に応じて使い分け(または併用)が可能。
新システム(アイテムDB選択型)
出品単位は1アイテムごとで、アイテムの特性(イシリアルかどうか、ソケットの数など)、特性の可変値などすべて選択入力するシステム。出品者による表記ゆれ(略称や日/;英表記の違い)がなくなり、出品アイテムの詳細まで確認できるのが強み。
ただし出品者からするとやや手間がかかるため、そこそこの値段で売れるもの以外は探しにくい場合も。
旧システム(フリーテキスト入力型)
アイテム名の記述の仕方(日本語名称か英語名称か、正式名称か略称か、など)から特性や可変値の入力まですべて任意のフリーテキスト入力型。
出品者からするといくつものアイテムをまとめて出品できたり、在庫管理や編集なども手軽。ただし出品者によって表記ゆれ(略称や日/;英表記の違い)があり、アイテムを探す側にも一定の知識が求められる場合も。
5ちゃんねる
匿名掲示板5ちゃんねる内にある取引専用スレッド。コミュニティが確立されているため(悪い意味ではなく)やや閉鎖的な印象はあるが、言い換えれば仲間意識も強く民度が高い。
出品単位は定められておらず、アイテム名の記述の仕方(日本語名称か英語名称か、正式名称か略称か、など)から特性や可変値の入力まですべて任意のフリーテキスト入力型。ただの掲示板なので絞り込み機能やフィルターなども存在しない。ひとつのスレッド内で投稿がどんどん流れていくため短時間での取引向き。
アンカー、テンプレ、スレ立てなどの5ちゃんねる独自ルールなどがわかるまでは半年ROMれ(←言いたかっただけ)
discord
ゲームに特化したチャットツールや通話機能を備えたコミュニティサイト内にあるD2Rトレード専用サーバー(アプリも有り)。ユーザー数の多さが最大の魅力であり、海外プレイヤー相手にトレードするならまずは試すべき取引所。
出品単位は定められておらず、掲示板に近いフリーテキスト入力型(1投稿15行まで、連投不可)。ただしプラットフォームや取引アイテムのカテゴリーごとにチャンネルが分かれているうえ、ワード検索が優秀なので不便はない。価格が提示されていない投稿も多く、英語での交渉力は必須。
マイナス面としては、取引成立時に投稿を消してしまうケースが多く正確な相場の確認には不向き(検索して表示されるのは売れ残ったWTS/買えなかったWTBのため)。
詳しい使い方の解説記事を作ったので、ぜひご覧ください。
traderie
今後のスタンダードになりそうな新進気鋭の高機能トレードサイト。
出品単位は1アイテムごとで、アイテムの特性(イシリアルかどうか、ソケットの数など)、特性の可変値などすべて選択入力型。そのため特性や可変値を細かく指定できるのが最大の特徴。ユーザーの評価システムがあるため、取引相手の信用度がすぐわかる。海外サイトだがアイテム名やルーンワードは日本語化されている。過去のトレードも残っているため取引履歴から相場を調べることも可能。
diablo2.io
高機能トレードサイト。
出品単位は1アイテムごとで、アイテムの特性(イシリアルかどうか、ソケットの数など)は選択入力、特性や可変値の入力は任意のフリーテキスト入力型。プラットフォームやHC/SCの絞り込みは可能。ユーザーの評価システムがあるため、取引相手の信用度がすぐわかる。過去のトレードも残っているため取引履歴から相場を調べることも可能。
以前はすごく動作が重いサイトだったが、フルリニューアルにより改善された。
d2jsp
Forum Goldという仮想通貨を購入し、その通貨での取引をする取引所。ここだけは敷居が高いため使ったことがなく、細かいレビューはできません。
ゲーム内トレード
ゲーム内のロビーで、部屋名に売買したいアイテムを書きトレード相手を募る方法。以前はPCでしか使えなかったが、ロビーの改善によりコンソール(PS、Xbox、Nintendo Switch)でも利用可能になった。
時間効率が悪くおすすめできる方法ではないが、リアルで別作業しながらたまにゲーム画面を確認するような使い方だったら悪くないかも。
トレードの注意点
RMT、ダメ、ゼッタイ
トレードはゲーム内のアイテムやゲーム内の通貨で行いましょう。ゲーム内のアイテム(やアカウント)を現実世界のお金でトレードすることを、RMT(Real Money Trade)といいます。RMTは多くのゲームで規約違反にあたります。また、お金を振り込んだのにアイテムはもらえず音沙汰無くなったなんてこともありうるので、トラブルの元にしかなりません。
詐欺に注意
取引するアイテムが指定通りのものか、注意深く確認しましょう。特に相手がトレードウィンドウに乗せたアイテムを一度取り消し、再度トレードするときは要注意です。
有名なのはアニヒラスのトレードと見せかけて、クエストアイテムのメフィストのソウルストーンを渡そうとする手口です。アニヒラスとメフィストのソウルストーンはアイコンがまったく同じため、トレード完了する前にかならずカーソルを合わせてアイテム名を確認しましょう。一度本物のアニヒラスを見せ、何らかの言い訳でキャンセルし、もう一度トレードするときに偽物にすり替える狡猾なケースもあります。
国内マーケットと海外マーケットの違い
ディアブロシリーズは日本国内での人気が海外ほどではないので、より人数が多い海外プレイヤーと取引してみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そこで各マーケットの相場の違いやメリットやデメリットをまとめてみました。
相場の違い
国内と海外では市場規模が異なるため、同じアイテムでも価値も相場も異なります。相場は需要と供給によって成り立つものですから、マーケットの大きさ(=プレイヤーの多さ)はそのまま相場に直結します。そのためハーレクインの頂(シャコ)の相場が日本ではUm、海外ではMalということも決しておかしなことではないのです。
例えば不人気クラスのドルイドにとって必須アイテムがあるとします。(極端ですが)国内のドルイドプレイヤーが2人で海外のドルイドプレイヤーが10人の場合、国内マーケットで2人がオークションをするのと海外マーケットで10人がオークションするのでは、10人のほうが熾烈な競争が起こり価格が上がる可能性が高いですよね。また国内の1人のドルイドプレイヤーがそのアイテムを入手してしまったあとは、国内ではもう競争が起こらないので価格も上がらないということになります。
ラッキーなことに日本人は義務教育で多少なりとも英語を勉強しています。海外プレイヤーが日本マーケットへ進出してくるよりも、日本人が海外マーケットへの進出するほうがハードルが低いのです。つまり日本のほうが安いアイテムは日本で買い、海外のほうが安いアイテムは海外で買う、というのがお得なトレード術です。(価格的には損でも、日本人プレイヤー同士で協力しあいたい!というのも立派な心意気です。)
国内マーケットのメリット/デメリットと特徴
- ◯ 日本語でコミュニケーションできる安心感
- ◯ 時差がなく取引時間が調整しやすい
- △ 海外と比べるとユーザー数は少ない
- マーケット自体が小さいので、購入希望者が少なければ超レアでも高値が付かないことがある
- 礼儀正しい(掲示板上でやり取りした上で、さらにゲーム内でも挨拶とお礼を欠かさない人が多い)
- 価格交渉は苦手な傾向があるため、売るときは価格設定がマスト
- 売るときに希望価格を提示したらそれ以下でオファーしてくることがほぼないため、相場調査はある程度しないと機会損失が発生する
海外マーケットのメリット/デメリットと特徴
- △ ある程度の語学力と度胸は必須
- △ 時差があるため、取引時間の調整が難航することも
- ◯ プレイヤーの絶対数が多い
- マーケットが大きいので、アイテム自体の価値と価格の釣り合いが安定している
- 礼儀はカジュアル(掲示板等でやり取り済んでいるのでゲーム内では無言で取引する人が多い)
- 価格交渉は当たり前
- 売るときに希望価格を提示していてもそれより下でオファーもしてくることもザラにあるため、相場調査はざっくりでもなんとかなる
まとめ
ディアブロ2リザレクテッドのトレードについて解説し、各トレードサイトの特徴を比較してまとめました。アイテムのトレードでどんどんキャラクターを強化し、もっとゲームを快適に進めましょう!