この記事では、2024年3月21日(日本時間)のキャンプファイアチャットで判明した情報をまとめました。
シーズン4の開催期間
- 開始日:2024年5月15日(水)
- 終了日:2024年8月14日(水)ごろの見込み ※公式未発表
※いずれも日本時間
これにともない、シーズン3の終了日が5月15日(水)に延長されました!
PTRテストの開催期間
- 開始日:2024年4月3日(水)
- 終了日:2024年4月10日(水)
※いずれも日本時間
PTRテストとは
PTRとはPublic Test Realmの略で、アップデート予定のパッチ内容の事前テストです。スキルやアイテムの変更・追加を実際にプレイヤーがテストし、そのフィードバックのおかげでよりよいゲームバランスが保たれています。PTRテストの参加には、Battle.net アカウントとPTR専用クライアントが必要です。日本語は非対応ですが、すべての地域のプレイヤーが参加することが可能です。
Itemization(アイテムのコンセプト)
Itemizationの変更は、装備の選別などのトレハン体験、装備やキャラクターの強化などの育成・ビルド構築体験など、ハクスラゲームのコアとなる要素がガラッと変わることを意味します!
Itemization変更のゴール
開発チームは以下の3点の実現を目標に、Itemizationに大きな変更を加えることにしました。
- Quality over quantity(量より質)
アイテムドロップ量を減らすが、それぞれの質を良くすることで全体的なトレハン体験を改善したい。
- The best items have a journey(最強アイテムに歴史あり)
良い特性が4つ揃ったアイテムを入手したらトレハン終わり!ではなく、クラフトやカスタマイズによってプレイヤーが望む最良のアイテムを作り出せるようにしたい。
- Surprise and delight(驚きと喜び)
アイテムを入手したときの驚きや喜びを感じられるようにしたい。
BASE ITEM UPDATES(基礎部分の変更)
- 特性の種類の削減
使われていない特性を削除することで、プレイヤーが不要だと感じるアイテムを減らす
- 特性は、関連性や納得感のあるようにデザインする
- コアスキルのランク+X など
- WT3では神聖アイテムだけがドロップする
- WT4では祖霊アイテムだけがドロップする
- 特性の可変値を、効果を実感できるようにパンチを効かせる
- アイテムの特性の数を変更することで、クラフトの余地を残す
- レアアイテムの特性数 4 → 2
- レジェンダリーアイテムの特性数 4→ 3
- レジェンダリーとユニークがトレード可能になる
ウーバーユニークはトレード不可のまま
クラフト済みアイテムはトレード不可のまま
AFTERでは特性の数が3つに減っているものの、それぞれの可変値が高く変更されていることがわかります。
ADDITIONAL UPDATES(追加の変更)
CODEX OF POWER(力の古文書)
リニューアルされた力の古文書は、Last Epochのクラフトのような仕組み。不要なレジェンダリーはとりあえず分解しておけば損なし!
「FAVORITE(お気に入り)」の化身も設定できる模様!
TEMPERING(焼き戻し・精錬)
- アイテムに特性を付与するクラフト・Temperingが追加
- クラフトには素材としてManual(マニュアル)が必要
- Manualはゲーム内のほとんどのコンテンツから入手することができる
- Manualはターゲットファーミングできない
- Manualには4種類の特性が登録されており、そのうちのランダムで1つが装備に付与される
- アイテムにはTemper Durabilityが設定されており、その回数分までしかTemperingできない
逆に言えばその回数分は特性や可変値の再挑戦を行えるということ
TEMPERINGは、Last Epochのレジェンダリークラフトのような仕組み。最強アイテムを作るのに欠かせない!
GREATER AFFIXES(上位版の特性)
- 通常の特性の可変値最大値から、さらに1.5倍の数値を持つ強力な特性
必ず可変値が最大値でドロップする
- Greater Affix付きのアイテムがドロップしたらひと目で分かるようにする予定
プレイヤーからのフィードバックがあれば新規アイコンを追加するかも
- アイテムに付いているGreater Affixの数がアイテムラベルにローマ数字で表示される(Ⅰ:Greater Affix 1つ、Ⅱ:Greater Affix 2つ、Ⅲ:Greater Affix 3つ)
- Greater Affixが付くのは祖霊アイテムのみ
- Greater Affixが付くのはLegendaryかUniqueのみ
ウーバーユニークにも付く
- Greater Affixはアイテムからエンチャントで外すことができるが、付与はできない
GREATER AFFIXESは、Last EpochのExaltedのような仕組み。クラフトできないドロップ限定の強力な特性があることにより、トレハンの重要性が増しました。
MASTERWORKING(傑作)
- Masterworkingは新しい特性強化システム
- 特性を12段階で強化できる
- 1段階ごとの強化ではすべての特性が強化されるが強化幅は少量
- 4段階ごとにランダムで1つの特性が大幅に強化される
ITEM UPDATES
- ユニークアイテムを10個追加
- ウーバーユニークアイテム・Tyrael's Mightを1個追加
CLASS UPDATES
今回発表された以下の内容は、全アップデートの中のごく一部です。また、一部はナーフ(弱体化)ではあるが、実際にPTRでプレイしてみてどう感じるかを試してほしいとのことです。
クラスバランス変更のゴール
- Move the needle(大胆な変化を)
ダメージの数値の増減/ライフの増減といった単純な部分に着目するのではない、システムやデザインの部分に変化を加えたい。
全クラス共通
- スキルタグに[機動力]タグを追加
これにより[機動力]スキルのクールダウン短縮などの特性が実現した
- ティーボルトの意志のダメージボーナスが減少
- 追放された領主のタリスマンのダメージボーナスが減少
- フラットダメージ(XX-XXダメージと記載があるような特性)を強化し、武器の攻撃力によりスケーリングされるように変更
バーバリアン
- クラス特性として追加されていた被ダメージ10%減少が削除
ゲーム全体として、被ダメージ減少の価値をもっと高める方向とのこと。
- 〈チャージ〉の弱体化
- 〈古の大槌〉の弱体化
- 〈みなぎる怒り〉の弱体化
- 風を切り裂きし者が携える化身の効果が変更
変更前:2秒以内に〈二刀流〉を2回使用すると、標的の背後にいる敵に[XX-XX]ダメージを与えるダスト・デビルを生み出す。
変更後:〈二刀流〉を使用すると、標的の背後にいる敵に[XX-XX]ダメージを与えるダスト・デビルを生み出す。2秒以内に〈二刀流〉を2回使用すると、ダスト・デビルの数が3つになる。
ソーサラー
- [マスター]スキルに[コア]スキルタグを追加
これにより[マスター]スキルが得られるダメージスケーリングが増える
- 〈フローズンオーブ〉がもっと愛される存在に
- 指定地点に向かって発生するように挙動を変更
- 〈フローズンオーブ〉にシナジーのあるユニークアイテムを追加
- 〈フレイムシールド〉エンチャントメントの効果を変更
変更前:致命的なダメージを受けると〈フレイムシールド〉が自動的に発動する(クールダウン120秒)。
変更後:累計で最大ライフの100%のダメージを受けると〈フレイムシールド〉が自動的に発動する(クールダウン30秒)。
- 【バグ修正】攻撃時に回避のクールダウン短縮の特性が〈アンスティブルカレント〉により自動的に発生したスキルでも発動しており、これによりほぼ常時〈テレポート〉を使用できてしまっていた。そのため当該特性は、能動的に使用したスキルで攻撃した場合のみ発動するように変更。
- 【バグ修正】〈エスの猛威〉のクリティカルヒットダメージボーナスが、火炎属性のみではなく全ダメージタイプに発動してしまっていた件を修正
ネクロマンサー
- ミニオンが、プレイヤーのステータスを100%継承するように変更
- クラス固有能力「死者の書」の多くがアップグレード
- スケルタル・リーパーのwind-up attackが、発生中のクールダウンスキルうち1つを3秒短縮
- 冷気メイジの攻撃が敵を4秒間脆弱状態にする
- ゴーレムの攻撃が敵を引き寄せる
ドルイド
- ミニオンが、プレイヤーのステータスを100%継承するように変更
- 〈人狼の怒り〉の効果を変更
- 【中級】変更前:〈人狼の怒り〉が命中したとき、ライフ最大値の3%のライフを回復する。クリティカルヒット時には6%に増加する。
- 【中級】変更後:】〈人狼の怒り〉が命中したとき、ライフ最大値の3%のライフを回復する。クリティカルヒット時には6%に増加する。最初の一撃が必ず必ずクリティカルヒットになり、与えるダメージが150%[×]増加する。
- 【上級】変更前:〈人狼の怒り〉の最初の一撃が必ずクリティカルヒットになり、与えるダメージが150%[×]増加する。
- 【上級】変更後:〈人狼の怒り〉がクリティカルヒットになると、[変身]スキルのダメージが10秒間にわたって4%増加する(最大40%)
ローグ
- 内なる目の能力が変更
変更前:敵の弱点が頭上に表示されるようになり、その敵に攻撃するとゲージが溜まる。ゲージが最大まで貯まると4秒間エナジーを消費せずにスキルが打ち放題となる。
変更後:敵の弱点が頭上に表示されるようになり、その敵に攻撃するとゲージが溜まる。マークのない敵への攻撃では、通常の5%分だけが溜まる。ゲージが最大まで貯まると4秒間エナジーを消費せずにスキルが打ち放題となり、4秒間 クリティカルヒット率が25%増加する。
GAME BALANCE
ハードコア
以下は、ハードコアをもっとハードコアらしく、緊張感のあるものにしてほしいとのプレイヤーからのフィードバックに応えた変更とのこと。
- 死逃れのエリクサーを削除
- ソーサラーの〈フレイムシールド〉エンチャントメントの効果を変更
ENDGAME CONTENT(エンドゲーム コンテンツ)
HELLTIDE UPDATES(ヘルタイド)
- WT1&2でも発生する
- 敵の密度増加
さらに敵の待ち伏せや動的な出現などダイナミックな出現が増える
- threat meter(脅威メーター)が貯まるとHellbornが出現する
- Bloodmaidenを召喚するレアアイテムがドロップする
使用時はパブリックイベントとして召喚され、周辺プレイヤーも参加できる
BOSS LADDER UPDATES(新ボス追加)
- 新ウーバーボス・アンダリエルが追加!
- 召喚素材は「氷に包まれた獣」と「帝王ジア」が落とすパーツ
- ドロップテーブルはデュリエルと同じ内容
THE PIT(新ダンジョン)
- 終盤の新規コンテンツであり、オベリスクでTierを設定してPitに挑戦する
- Pit内のモンスターはアイテムをドロップしない
- モンスターを倒すことでゲージが貯まり、制限時間内にゲージを満たすとボスが出現。ボスを倒すとアイテムが手に入る
- Tierが上がるとドロップアイテム量が増える
- クラフトシステム・MASTERWORKINGに必要な素材が手に入る
- レベル200のウーバーボスの召喚に必要なStyigan Stoneがドロップする
- マルチプレイ可能
ディアブロ3のグレーターリフトのようなイメージ!
Q&Aセッションで判明した内容
- 現在永遠の領域に存在するアイテムには"Legacy Items"のフラグがたてられ、新クラフトシステムであるTemperingやMasterworkingは実行できない
- 今回発表した内容はすべてシーズンの領域/永遠の領域の両方に適用される
- カメラをもっとズームアウトできるようになる
- Armory(武器庫・ビルドの保存機能?)の実装予定はあるが、現時点でアナウンスできる内容はない
- 拡張パックで、追加のスキルポイント&パラゴンポイントがあるかも
- アイテムのドロップ量を減少させるため、ルートフィルターの実装予定はない
- クラン機能の改善やプレイヤーマッチメイキングを含むソーシャルアップデートが予定されていますが、シーズン4では実装されない
- ポータルのコスメティックはクラスバインドされなくなる
- PvPの新コンテンツやバランス調整の予定はない
元動画(英語)
まとめ
キャンプファイアチャットで紹介された内容まとめをお届けしました。今後のアップデートについても、情報が入り次第まとめていきますのでお楽しみに!