
画像の出典:Blizzard News
この記事ではディアブロ4の仕様について解説します。スキル/装備/ゲームシステムなどさまざまな仕様を理解し、ビルドに適切な選択をできるようになりましょう。
特性(負傷中のダメージ減少)の効果
負傷中のダメージ減少(以下、本特性とする)は、負傷(ライフ35%以下)中に受けるダメージを減らす効果があり、ズボン/ブーツ/アミュレットに付く特性です。
特にドルイドの負傷障壁ビルドにおいて注目を集めている特性です。
検証内容
検証のきっかけ
『負傷状態ではない(ライフ100%とする)ときに受けるダメージのうち、ライフ35%以下で受けるダメージ相当分については本特性による軽減が発動する』という情報を聞きました。
これが事実であれば、負傷ビルドといえどあらかじめライフを35%以下に減らしておく必要は皆無になるどころか、負傷状態のままでいることがむしろデメリットにになると考え、検証の必要性を感じました。
検証の方法
単発大ダメージであるナイトメアダンジョンの悲嘆「雷嵐」の落雷ダメージを受け、その被ダメージから本特性が負傷状態以外/負傷状態のいずれでも効果を発揮しているか確認しました。
なお「雷嵐」の落雷ダメージについても装備の特性や化身の効果による軽減効果が発動することは、事前に確認済みです。
仮説
最大ライフ10000、負傷状態になるライフ3500、本特性50%で10000のダメージを受ける場合
- 本特性が負傷状態以外でも発動する場合
負傷状態で受けるダメージ3500相当については50%軽減が発動し、1750ダメージ(3500×50%)受ける
- 本特性が負傷状態以外では発動しない場合
負傷状態で受けるダメージ3500相当については50%軽減が発動せず、3500ダメージをそのまま受ける
つまりライフ最大の状態で同程度の攻撃を受けた場合、負傷状態で受けているダメージは本特性有無により異なる(=攻撃を受けたあとの残ライフが異なるはず)ということになります。
検証データ
本特性ありのステータス画面

本特性なしのステータス画面

検証データの解釈と結論
「仮説」の項目で述べた通り、本特性が負傷状態以外でも発動するのであれば、負傷状態で受けているダメージは本特性有無により異なる(=攻撃を受けたあとの残ライフが異なる)はずです。
負傷状態で受けた平均ダメージ(⑥)は、本特性ありの状態で2822、本特性なしで2318でした。
平均残ライフ(⑤)は、本特性ありの状態で1059、本特性なしで1563でした。
つまり、負傷状態で受けているダメージも攻撃を受けたあとの残ライフも、本特性有無で(負傷状態で受けるダメージ相当を62.8%軽減させているほどの)差は見られず、本特性は負傷状態以外では発動しない、という解釈になります。
お断り
この検証方法においては前述の結果となりましたが、被ダメージ計算の仕様詳細が不明なこと、(結果の確認には十分と考えますが)試行回数が少ないことなどから、本記事の内容が絶対に正しいことを保証するものではありません。
謝辞
この検証は、ぽぬきち超三割引氏(@ponukichic3wb)に検証していただいた内容をまとめたものです。この場を借りて改めてお礼申し上げます。
まとめ
この記事では、ディアブロ4の仕様について解説しました。複雑で奥深いシステムをひとつずつ理解し、ビルドにあった選択ができるようになりましょう!