この記事ではディアブロ4のおすすめビルドを解説します。「どのスキルや装備を選べばよいか分からない」という初心者から「新しいビルドをプレイしたい」という中~上級者までを対象に、キャラクターの強さを最大限発揮するための戦略的な組み合わせをご紹介します。
ビルドの特徴
- どんなビルド? :〈フローズンオーブ〉で召喚スキルのクールダウンを短縮し、大量の〈ライトニングスピア〉でサーチ&デストロイする中~遠距離戦闘ビルド
- 操作難易度は? :簡単で初心者にもおすすめ
- ビルド構築難易度は?:ユニークアミュレット・冬玻璃の破片が必須で、クリティカルヒット率、クリティカルヒットダメージ、攻撃速度の装備を要厳選
- 適正コンテンツは? :新キャラ育成△ 周回◎ 高難易度◎
キーアイテム
スキルと強化ノード
スキルスロット
エンチャントメントスロット
ハーレクインの紋章ありバージョン
ハーレクインの紋章なしバージョン
※スキル効果はランク1の場合の内容です。
※[+]は加算型、[×]は乗算型です。
※「op」はビルド例には組み込んでいないものの有用なスキルで、任意のスキルと入れ替え候補となるものです。
パラゴンボード&グリフ
振り方の一例
パラゴンボードのアレンジ
各属性耐性が70%に満たない場合は、基本的に(装備の特性で積むよりも)パラゴンボードでカバーするのが望ましいです。いくつかのノードを削り、全耐性や各属性耐性のノードを増やして調整しましょう。
ユニーク胸当て・ティラエルの威力を装備するもともと全耐性やダメージ減少特性が付いているためパラゴンでそれらのノードを減らしたり、ユニーク胸当て・永遠の装具を装備する場合はパラゴンで全耐性やダメージ減少ノードを増やすのがおすすめです。
おすすめ装備(レジェンダリーの化身/ユニーク)と特性
※ひとつの部位に複数アイテムが記載されている場合は、上にあるものほど優先度が高く、下にあるものは代用となります。
※オレンジ文字の特性は、名工品制作 4/8/12段階目のボーナスでおすすめなものです。
ソケット
防具に装着する宝石は、耐久力が足りている場合はトパーズ(知力)に変更してもよいでしょう。
ビルドの解説
ライトニングスピアビルドは、召喚した〈ライトニングスピア〉が敵をホーミングして大ダメージを与えるビルドです。〈フローズンオーブ〉の爆発により召喚スキルのクールダウンを短縮することができるため、どんどん召喚して戦いましょう。
装備が整うまではクールダウン時間が長いため〈フローズンオーブ〉を手動で発動する必要がありますが、装備が揃ってくると召喚スタックが増えた状態で周りに敵がいる限り〈ライトニングスピア〉をノータイムで発動し続けることができるようになります。
基本的な立ち回り
- 〈テレポート〉は移動のほか、操作障害を受けたときに使用する
- 〈アイスアーマー〉はクールダウンごとに使用する
- 〈アイスブレイド〉はクールダウンごとに使用する
- 〈ライトニングスピア〉はクールダウンごとに使用する
・分割エネルギーの化身で、クリティカルヒット時に範囲攻撃化
- 〈アンステイブルカレント〉はクールダウンごとに使用する
- 〈フローズンオーブ〉を使用し、さらに召喚スキルを発動させる
・凍てつく軌道の化身で、爆発回数増加
・冬玻璃の破片で、爆発時にランダムな召喚スキルが発動する
炎上状態の付与
炎上は〈ファイアボルト〉エンチャントメントから付与することができます。パッシブ〈暴食の業火〉によるクリティカルヒットダメージ増加、レアグリフ・炎を与えし者による与ダメージ増加、レアノードにある炎上の敵に対する与ダメージ増加/炎上の敵からの被ダメージ減少ボーナスを得ることができます。
脆弱状態の付与
脆弱は〈ライトニングスピア〉のクリティカルヒット時と〈アイスブレイド〉ヒット時に40%の確率で付与します。これらでは不十分な場合には、〈フローズンオーブ - 増幅〉の強化ノードまで取ることで、確実に脆弱を付与することもできます。
ステータスの優先順位
攻撃系ステータス
- クールダウン短縮
メイン火力がリソース消費スキルではなくクールダウンスキルであるため重要なステータスです。クールダウン短縮は、主にユニーク兜・ハーレクインの紋章またはレジェンダリー兜、焼戻特性〈ライトニングスピア〉のクールダウン短縮で積みましょう。
- クリティカルヒット率
クリティカルヒットは、メイン火力である分割エネルギーの化身の発動条件のため重要なステータスです。クリティカルヒット率は、主にユニークブーツ・エスの家宝、手袋、指輪で積みましょう。
装備更新や名工品制作をする前には、エスの家宝のボーナスを含めたクリティカルヒット率がどのくらいあるのか、キヨヴァシャドにある訓練場で確認することをおすすめします。
キーボード&マウスの場合は、ステータス画面を開いた状態でトレーニングダミーを全力で攻撃します。パッシブ〈召喚の達人〉の移動速度ボーナスがエスの家宝によりクリティカルヒット率に変換された最大数値を確認することができます。コントローラーの場合はスキルバーの上に表示される召喚の達人スタック数を確認し計算します。
- クリティカルヒットダメージ
メイン火力である分割エネルギーの化身のダメージを増幅させるステータスです。手袋と指輪に付いたクリティカルヒット率や攻撃速度、〈ライトニングスピア〉のクールダウン短縮と比較して名工品制作を分配します。
名工品制作をする際は、元々装備に付いているクリティカルヒットダメージの特性ではなく、焼戻特性のクリティカルヒットダメージを狙いましょう。焼戻特性の方が特性の可変値が高いため、より高いボーナスを得ることができるからです。
- 攻撃速度
〈ライトニングスピア〉〈アイスブレイド〉〈フローズンオーブ〉の発動速度を上げることができます。
〈ライトニングスピア〉〈フローズンオーブ〉の発動速度が上がることで、より多くの召喚スキルを発動することができます。
手動で〈フローズンオーブ〉を発動する場合は、攻撃速度が高いほど召喚スキルが多く発生することになり、パッシブ〈召喚の達人〉からのダメージ増加につながります。
- 幸運の一撃発生率
幸運の一撃発生率が高いほど、ユニークアミュレット・冬玻璃の破片の効果で召喚スキルの攻撃から〈フローズンオーブ〉が発射され、さらに召喚スキルのクールダウンを短縮します。またパッシブ〈放電〉が帯び出す電気を発生させる確率を高め、重要パッシブ〈迸る電流〉による電撃スキルのクールダウン短縮にもつながります。
防御系ステータス
- 防御力
防御力は被ダメージ減少率が最大となる9230まで積みましょう。
9230に達していない場合は、防具に防御力特性を積みましょう。
- 各属性耐性
各種属性耐性は、上限である70%まで積みましょう。パッシブ〈防御結界〉やユニーク胸当て・ティラエルの威力などで耐性値の上限を上げている場合は、最大85%まで積むこともできます。
上限に達していない場合は、指輪のソケットに不足した属性に対応した宝石を装着したり、アミュレットや指輪を名工品強化し耐性値を強化しましょう。
- クールダウン短縮
クールダウンスキルを使用することでパッシブ〈守護〉による障壁を獲得できます。クールダウン短縮は、主にユニーク兜・ハーレクインの紋章またはレジェンダリー兜で積みましょう。
ビルドのアレンジ
スキル
〈ライトニングスピア〉を連射できるほどクールダウン時間短縮が積めている場合で、奈落の高ティアなど高難易度コンテンツを攻略する際には、〈アイスブレイド〉を〈フレイムシールド〉に変更することもできます。
〈アイスブレイド〉を手動発動するモーションの分を、さらに〈ライトニングスピア〉の召喚に費やすことができるため召喚スタックを伸ばせるほか、〈フレイムシールド〉による耐久面強化に繋がります。
エンチャントメントスロット
基本的な構成として〈ファイアボルト〉と〈アイスブレイド〉を採用していますが、お好みで〈アイスブレイド〉を〈フローズンオーブ〉に変更することもできます。
パッシブ〈召喚の達人〉を最大限活かすために召喚の数を重視するものの、〈アイスブレイド〉の上限数には上限があり、スキルスロットから手動発動する〈アイスブレイド〉が3体まで、〈アイスブレイド〉エンチャントメントや冬玻璃の破片+〈フローズンオーブ〉から発動する自動発動の〈アイスブレイド〉が3体までの合計6体が上限です。つまり、自動発動の3体を冬玻璃の破片+〈フローズンオーブ〉から召喚する分で維持できるのであれば、エンチャントメントで自動発動する〈アイスブレイド〉が不要になるからです。
〈フローズンオーブ〉からの確率発動が不安定なケースがあるため、より安定する基本構成として〈アイスブレイド〉エンチャントメントを採用しています。
また、〈ライトニングスピア〉のクールダウン時間短縮が十分ではなく手動で〈フローズンオーブ〉を使用する場合は、〈ヒュドラ - 召喚〉までスキルを振ることを前提に、〈ファイアボルト〉エンチャントメントの枠を別のエンチャントメントに変更することも可能です。ただし〈ヒュドラ〉分の3ポイントを捻出しなければならない(=主に耐久面を削る)デメリットがあります。
重要パッシブ
ハーレクインの紋章のクールダウン短縮特性のGA品や3凸品など、装備の厳選が十分でさらに火力を求める場合には、〈ヴィアの知識〉を選択することもできます。この場合、重要パッシブ〈迸る奔流〉のための帯び出す電気の優先度が下がるため、〈チェイン・ライトニング〉を外し、その分防御スキルにポイントを振るのがおすすめです。
装備の選択肢
- 永遠の装具
パッシブ〈諸刃の大砲〉を積むことができるため、胸当ての部位で火力に貢献できる数少ないアイテムです。奈落の高ティアに挑戦する場合など、耐久力を削ってでも火力を増やしたい場合に使用します。
- 運命の拳
幸運の一撃発生率を積むことができるため、〈ライトニングスピア〉のクールダウン時間を短縮する目的でのみ使用します。ユニーク特性によるダメージボーナスは、分割エネルギーの化身のダメージには乗りません。
- ティーボルトの意志
ユニーク特性により、ズボンの部位で火力に貢献できる数少ないアイテムです。ティーボルトの意志を採用する場合は雪纏う化身と併用(=〈アイスアーマー〉で抑圧不可状態に)することで、ユニーク特性とダメージ減少率を発動しやすくします。
- 星無き空の指輪
〈ライトニングスピア〉のクールダウン時間短縮が不十分で、手動で〈フローズンオーブ〉を発動する(=マナ消費スキルを使用する)場合のみ効果を得られます。〈ライトニングスピア〉だけで攻撃が賄えている場合、リソースを消費しないためユニーク特性の効果が発動しません。この場合、〈アイスアーマー - 瞬き〉が不要になるため〈アイスアーマー - 秘術〉に変更し、パッシブ〈マナの盾〉も不要になるため他にポイントを回しましょう。
よくある質問
〈ライトニングスピア〉と〈フローズンオーブ〉のスキルランクを上げないのはなぜですか?
このビルドのメイン火力は〈ライトニングスピア〉クリティカルヒット時に発生する分割エネルギーの化身によるダメージであり、〈ライトニングスピア〉〈フローズンオーブ〉のスキルランクには左右されないからです。
スキルスロットにセットしていない〈チェイン・ライトニング〉と〈チャージボルト〉にスキルポイントを振っているのはなぜですか?
[奥義]スキル〈アンステイブルカレント〉で、〈チェイン・ライトニング〉や〈チャージボルト〉も発動するからです。
〈アンステイブルカレント〉は、「感電スキルを使用するとランダムで[コア]、[召喚]、または[マスター]の感電スキルが発動する。」という効果です。このときランダムで発動する感電スキルに強化ノードまでスキルポイントを振ってあると、その効果も発動します。
〈チェインライトニング - 破壊〉は帯び出す電気を増やす目的で、〈チャージボルト - 破壊〉はダメージ減少目的で採用しています。
〈フローズンオーブ〉でリソースが枯渇する場合はどうすれば良いですか?
パッシブ〈召喚の達人〉の効果で召喚スキルが発動している数に応じてマナ生成量が上がるため、召喚数を増やすことで解決します。召喚数を増やす方法は次の項目をご覧ください。
〈ライトニングスピア〉召喚数を増やすにはどうすれば良いですか?
以下の方法で召喚数を増やしましょう。
- 各種クールダウン短縮を積み、名工品強化で強化する
- ハーレクインの紋章(またはクールダウン短縮付きのレジェンダリー兜)を装備する
- タル・ラシャの虹色の輪を装備する
- 指輪に〈ライトニングスピア〉クールダウン短縮の焼戻特性を付ける
- 両手杖を片手剣+焦点具に変更し、焦点具にクールダウン短縮を積む(火力は下がることに注意)
- 冬玻璃の破片を装備する
〈フローズンオーブ〉の爆発で召喚スキルのクールダウンが短縮される特性を活かすため、凍てつく軌道の化身を装備して〈フローズンオーブ〉の爆発回数を増やしましょう。
さらに幸運の一撃発生率が高いほど召喚スキルから〈フローズンオーブ〉の発動機会が増え、クールダウン短縮につながります。
幸運の一撃発生率は主に以下の方法で上げることができます。
- パッシブスキル〈精密魔法〉
- 装備の特性(タルラシャの虹色の輪、星無き空の指輪、運命の拳、兜・手袋・指輪)
- 焼戻特性〈ライトニングスピア〉の幸運の一撃発生率(兜・胸当て・手袋・ズボン)
- 運命の化身
- 重要パッシブ〈迸る奔流〉
帯び出す電気が敵に命中するごとに、感電スキルのクールダウンが短くなるため、パッシブ〈放電〉と〈チェイン・ライトニング - 破壊〉で帯びだす電気を発生させます。
冬玻璃の破片のユニーク特性の効果がよくわかりません。
ユニーク特性の1つめの「〈フローズンオーブ〉を使用すると[35-65]%の確率で爆発時にランダムな召喚を行う」効果は、スキルスロットにセットした〈フローズンオーブ〉を使用した場合に限ります。〈フローズンオーブ〉エンチャントメントや、ユニーク特性の2つめからは召喚されません。
ユニーク特性の2つめの「幸運の一撃:召喚は最大[50-90]%の確率で出現時に付近の敵に〈フローズンオーブ〉を放つ」効果は、冬玻璃の破片、エンチャントメント、〈アンステイブルカレント〉で発動した召喚スキルからも発動します。
冬玻璃の破片の名工品制作ボーナスは、〈召喚の達人〉よりもクールダウン時間短縮を優先するのはなぜですか?
〈ライトニングスピア〉のクールダウンを素早く短縮することで〈ライトニングスピア〉の数が増え、パッシブ〈召喚の達人〉のボーナスを最大化できること、そして召喚の数が多い分攻撃回数も増えるので〈召喚の達人〉を3凸するより優れているからです。
〈迸る奔流〉は、帯び出す電気がエリート・ボスに対してヒットするとクールダウンが長くなるデメリットがあるのではないですか?
これはゲーム内テキストの翻訳ミスであり、本ブログ内では正しい効果に翻訳しています。実際は、通常の敵に対してヒットさせるとクールダウンが0.1秒短くなり、エリート・ボスに対してヒットさせるとクールダウンが0.35秒短くなるという効果であり、デメリットはありません。
片手武器+焦点具ではなく両手杖を採用するのはなぜですか?
両手武器に分割エネルギーの化身を賦与することで、メイン火力となる化身の効果量を倍にするためです。
ユニーク兜・ハーレクインの紋章を持っていない場合など、クールダウン短縮や攻撃速度を上げたい場合には片手剣+焦点具を採用することもできますが、火力は下がってしまいます。片手剣+焦点具を採用する場合のおすすめ特性は以下の通りです。
- 片手剣
クリティカルヒットダメージ
知力
ライフ最大値
【焼戻・武器】〈ライトニングスピア〉発射数
【焼戻・攻撃】クリティカルヒットダメージ
- 焦点具
クールダウン短縮
クリティカルヒット発生率
知力 または ライフ最大値
【焼戻・武器】〈ライトニングスピア〉発射数
【焼戻・攻撃】クリティカルヒットダメージ
化身は、おすすめ装備の項目に記載の化身のうち、武器、手袋、指輪の欄を参考に賦与しましょう。
ビルド考案&解説者のご紹介
この記事は、ericeさんが考案&解説してくださいました!ericeさんはソーサラーを中心にプレイし、奈落や試練場など高難易度コンテンツを攻略しているプレイヤーです。
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