この記事では、ディアブロ4のシーズン2限定要素「吸血力」について解説します。
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吸血力の性能
評価について
以下の基準で独自の評価を行っていますので、参考にしてください。
★★★
- 汎用性が高く、多くのクラス/ビルドに適している
- 一部のクラス/ビルドで優先的に採用する可能性が高い
★★☆
★☆☆
- ごく一部のクラス/ビルドに適している
- 活用できるシーンが限られている
各吸血力の活用シーン/特におすすめのビルド
予病(Anticipation)
奥義スキルのクールダウン時間が20%短縮される。付近の敵1体に継続ダメージ効果を与えるたびに奥義スキルのダメージが12%増加する。
[奥義]を使用する全ビルドで採用の余地あり。
- ローグは:アローレインビルド
カテゴリー「準備」([奥義]使用で[奥義]以外のスキルのクールダウンをリセット)との組み合わせが強力であり、ユニークアミュレット・ハカンの言葉とともに採用したビルドが面白い。
教団の牙(Coven’s Fangs)
召喚スキル、使い魔、ミニオンおよびコウモリの使い魔による攻撃が操作障害効果を受けている敵に与えるダメージを52%増加する。
幸運の一撃:召喚スキル、使い魔、ミニオンおよびコウモリの使い魔による攻撃が命中すると、最大30%の確率で吸血の呪いを与える。
吸血の呪いについてはコチラを参照。
- ソーサラー:〈ヒュドラ〉を採用するビルド
- ネクロ:召喚ビルド
支配(Domination)
スタン、移動不能、凍結、または恐怖状態の敵に与えるダメージが24%増加する。それらの敵が負傷状態になっている非エリートの場合は即死させる。
ダメージ増加率は高めだが、コンスタントに状態異常を付与できるビルドが限られている。非エリートの即死効果は装備の特性についている場合は幸運の一撃で発動だが、こちらは無条件のためスピードファーミングで採用の可能性あり。
- バーバリアン:〈古の大槌〉〈打ち払い〉※殴打武器とパッシブ〈脳震盪〉によるスタンを採用するバリエーションの場合
- ソーサラー:〈フロストノヴァ〉〈フローズンオーブ〉〈ブリザード〉による凍結
- ドルイド:〈有毒なる蔦〉による移動不能
- 吸血力「戦慄」とのシナジー
教団の餌食(Feed the Coven)
幸運の一撃:召喚スキル、使い魔、ミニオンおよびコウモリの使い魔が攻撃すると、最大60%の確率でプライマリリソースを10回復し、4秒間にわたってダメージが10%増加する。
主に序盤の育成向け。化身などでリソース回復手段が整ってきたら優先度は低くなる。
- ソーサラー:〈ヒュドラ〉
- ネクロ:召喚ビルド
- ドルイド:〈有毒なる蔦〉を採用するビルド
紅潮(Hectic)
基本スキルを5回使用するたびに、発動中のクールダウンのいずれか1つが2秒短縮される。
クールダウン短縮効果を持つものは多くないため、希少価値が高く強力。基本的に全クラス/全ビルドで採用の余地あり。
- バーバリアン:〈フレンジー〉ビルド
- ローグ:カテゴリー「コンボポイント」との組み合わせ
- ソーサラー:〈アークラッシュ〉ビルド
- ドルイド:〈大地の護り〉障壁ビルド ※ただしS2で弱体化
血占い(Hemomancy)
ライフ最大値の80%を物理ダメージとして付近の敵に与える(4秒に1回のみ)。この方法でダメージを与えた敵1体ごとにライフ最大値の1%を回復する。
画面全体を覆うほどの攻撃範囲を誇り、血の収穫(緑マップ)やヘルタイドでは優先的に採用したいほど強力。
感染(Infection)
敵に直接攻撃を命中させると膿疱をうつす。同じ敵に8回うつすと膿疱が破れ、70%の毒ダメージを与える。
直接攻撃とは、炎上/毒などの継続ダメージ以外のすべての攻撃のこと。8回攻撃しないと発動しないため、攻撃速度やヒット回数が多いビルドでないと活用は難しい。
ジャグド・スパイク(Jagged Spikes)
10%の確率で荊棘の加護の与えるダメージが300%増加し、敵に8%の冷気効果を与える。
現状は荊棘の加護による反射を軸としたビルドが頼りなく、使用シーンは限定的か。
弱肉強食(Prey on the Weak)
脆弱状態の敵に与えるダメージが16%増加する。ほかの吸血力で吸血の呪いを与えた敵が脆弱状態になる。
脆弱付与手段が増えるのは超強力なため、全クラス/全ビルドで優先的に採用したい。吸血の呪いについてはコチラを参照。
ランパート(Rampart)
3秒間静止していると、6秒間にわたりライフ最大値の40%の障壁を得る(20秒に1回のみ)。
3秒間静止すること自体があまりなく、活用シーンは限定的か。ただし対ボスで耐久力確保に使用する可能性あり。
貪欲(Ravenous)
幸運の一撃:最大20%の確率で6秒間、攻撃速度を自身の合計移動速度の40%上昇させる。
攻撃速度の上昇によりDPSが大幅に増加するため、全クラス/全ビルドで優先的に採用したい。デフォルトの移動速度(=100%)のままでも攻撃速度が40%上がるとしたら強すぎるので、おそらく移動速度”ボーナス”の40%か…?
回復力(Resilience)
2%のライフを失うたびにダメージ減少率が1%上昇する。
特にNMDの高ティアや対ボスでは耐久力の確保は必須であり、全クラス/全ビルドで優先的に採用したい。
- ドルイド:〈大地の護り〉負傷障壁ビルド ※ただしS2で弱体化
紅き備え(Sanguine Brace)
敵を倒すと基本ライフの6%にあたる強化を獲得する。強化量がライフ最大値の半分を超えるときは、クリティカルヒット率が8%増加する。
クリティカル率8%増加に加え、強化状態の元々の効果により被ダメージ10%減少もできるため攻守万能。強化状態についてはコチラを参照。
戦慄(Terror)
攻撃されると14%の確率で付近の敵を恐怖状態にし、さらに2秒間、80%の確率でスロウ状態にする。恐怖状態の敵に対し、必ずクリティカルヒットが発生する。
恐怖状態(敵が自分から逃げていく)は基本的に扱いにくい状態異常のため、活用シーンは限定的。
- ローグ:敵が逃げる=背を向けるため簡単に背面攻撃でき、重要パッシブ〈機運〉の発動に一応役立つ
不死(Undying)
スキル使用時にライフが3%回復する。ライフが50%未満の場合、この効果は2倍になる。
ライフ回復手段として最強クラスのため、全クラス/全ビルドで優先的に採用したい。装備の特性で最大ライフを上げると尚良し。
呪われし手(Accursed Touch)
幸運の一撃:最大44%の確率で敵に吸血の呪いを与える。吸血の呪いを受けている敵は15%の確率で付近の敵に呪いを拡散する。呪われし者の魂が与えるダメージが200%増加する。
吸血の呪いを付与する貴重な手段のひとつであり、呪われし者の魂のダメージも上がるため、シーズン2限定のシステムを最大限楽しむにはうってつけ。吸血の呪いについてはコチラを参照。
血に浸る者(Bathe in Blood)
連続発動スキル使用時、自分の足下に血溜まりを発生させる(8秒に1回のみ)。血溜まりの中で連続発動スキルを使用している間、連続発動スキルのダメージが40%増加し、ダメージ減少率が30%上昇する。
- バーバリアン:〈ワールウィンド〉ビルド
- ドルイド:〈雷嵐〉ビルド
- ソーサラー:〈インシネレート〉ビルド
血の腫れ物(Blood Boil)
コアスキルが敵に対してオーバーパワーになると、不安定な血の滴を3個発生させる。不安定な血の滴を集めると爆発し、周囲に60%の物理ダメージを与える。20秒ごとに、次に使用するスキルが必ずオーバーパワーになる。
シーズン2でオーバーパワーを軸にしたビルドが日の目を浴びたためOPビルドであれば優先的に採用したい。
- バーバリアン:〈古の大槌〉ビルド、〈打ち払い〉ビルド
- ドルイド:人熊変身ビルド
- ネクロ:〈ブラッドランス〉〈ブラッドサージ〉ビルド
使い魔召喚(Call Familiar)
マスター、武器の達人、妖気、憤怒、または注入スキルを使用すると、味方のコウモリを1羽呼んで付近の敵を攻撃させ、80%の物理ダメージを与え、30%の確率で敵をスタンさせる。
[マスター][武器の達人][妖気][憤怒][注入]スキルは基本的に回転率が悪いものが多く、活用シーンは限定的か。ただし対ボスのスタガー(ダウンゲージ)稼ぎにプラスオンとして有用な場合あり。
血流るる血管(Flowing Veins)
移動中または吸血の呪いの影響下にある敵に与える継続ダメージが60%増加する。
継続ダメージを軸としたビルドでは優先的に採用したい。吸血の呪いについてはコチラを参照。
- バーバリアン:〈レンド〉ビルド
- ローグ:毒ビルド
- ソーサラー:〈ファイアウォール〉ビルド
回避時にコウモリの煙に変身し、4秒間にわたり抑圧不可状態になる。通り抜けた敵に160%の物理ダメージと吸血の呪いを与える。
回避がテレポートのような瞬間移動に代わる。抑圧不可状態(状態異常の解除&状態異常の無効化)になるスキルはあればあるほど安心感が増すため、全クラス/全ビルドで優先的に採用したい。また吸血の呪いを確定で付与できるのが魅力。吸血の呪いについてはコチラを参照。
- ソーサラー:ユニーク杖・オキュラスと一緒に採用すると、オキュラスによるランダムテレポートが制御可能な変容のコウモリテレポートに変わる
月の出(Moonrise)
基本スキルが敵に命中すると10秒間にわたり攻撃速度が4%上昇する(最大5回まで蓄積)。蓄積が上限に達すると吸血の滾り状態になり、10秒間にわたって基本スキルのダメージが160%、移動速度が15%上昇する。
攻撃速度の上昇によりDPSが大幅に増加するため、全クラス/全ビルドで優先的に採用したい。移動速度が上がるのも嬉しい。
- バーバリアン:〈フレンジー〉ビルド
- ローグ:カテゴリ「コンボポイント」との組み合わせ
- ソーサラー:〈アークラッシュ〉ビルド
- ドルイド:障壁ビルド ※ただしS2で弱体化
「吸血の呪い」と「呪われし魂」の解説
クラス問わず活用できる、シーズン2限定のシステムです。
いくつかの吸血力には「吸血の呪い」を付与したり、「吸血の呪い」状態の敵に対する効果を発動するものがあります。まずは「吸血の呪い」の仕組みを理解し、ビルドにどの吸血力を組み合わせるのかを検討しましょう。
- 吸血力で「吸血の呪い」を付与する
- 敵を倒すと「呪われし魂」を獲得する(最大8個)
- 「呪われし魂」を解放し、敵に放ちダメージを与える
「吸血の呪い」を付与できる吸血力
- 教団の牙:幸運の一撃で最大30%(召喚スキル、使い魔、ミニオンおよびコウモリの攻撃のみ)
- 呪われし手:幸運の一撃で最大44%
- 変容:回避がコウモリの煙に置き換わり、通り抜けた敵に100%
「吸血の呪い」の敵に効果を発動する吸血力
- 弱肉強食:「吸血の呪い」でさらに脆弱付与&脆弱の敵にダメージ16%増加
- 血流るる血管:継続ダメージ40%増加
「呪われし魂」を解放できるスキル
- [防御]
バーバリアン:〈グラウンドストンプ〉〈アイアンスキン〉〈進軍の叫び〉〈挑発の叫び〉
ドルイド:〈大地の護り〉〈旋風の護り〉〈血の咆哮〉〈衰弱の咆哮〉
ソーサラー:〈フレイムシールド〉〈アイスアーマー〉〈フロストノヴァ〉〈テレポート〉
- [妖気]
ネクロマンサー:〈ボーンプリズン〉〈ブラッドミスト〉〈ボーンスピリット〉
- [神速]
ローグ:〈シャドウステップ〉〈ダッシュ〉〈鉄菱〉
吸血力の解説
吸血力(Vampiric Powers)
- 全22種類のパワーが存在する(全クラス共通)
- 最大5つまで同時に発動可能
- パワーは発動に必要な盟約ポイントに応じメジャーとマイナーにカテゴライズされる
- メニュー画面から発動する(マリグナントの心臓のように装備にセットするものではない)
- 後述する方法で3段階まで強化可能
- 後述する盟約(Pact)という発動コストが存在する
盟約(Pact)
- 盟約は吸血力を発動するための必要条件(例:神性6Pが必要なパワーを発動するには、防具各種についた神性が合計で6P以上必要)
- 盟約は猛威(王冠アイコン)、神性(聖杯アイコン)、永遠(骸骨アイコン)の3種
- 盟約は防具(兜、鎧、ズボン、手袋、ブーツ)に付与することができる
- 盟約の上限値は部位により異なり、兜/ブーツ:3P、ズボン:4P、胸当て/手袋:5Pで最大20P
- 「独自の盟約」アイテムを使用することで、任意の盟約を付与可能
- 「酸の浄化」アイテムで、盟約を削除可能
濃厚な血(Potent Blood)
- 使用すると、ランダムな吸血力の入手 または 入手済み吸血力のアップグレードを解放
- アップグレード済み吸血力の強化にも使用
- ヴァンパイア系のモンスターがドロップする
- 吸血力は3段階まで強化可能
血の収穫(Blood Harvest)
オープンワールドの特定のエリアがローテーションでシーズンコンテンツ用のアイテムのトレハンがはかどるスポットに変化する仕組み。ヘルタイドとは異なりレベル1から参加可能で、常にどこかのマップが対象となります。※ヘルタイドがなくなるわけではない
さらに一定確率で「血の囮」を獲得することが可能で、これを使うと討伐対象のブラッド・シーカーを召喚できます。また、発見したシーカーの鍵を使って邪悪なる主の軍勢から囚人を解放したりシーカーの箱を開けると、盟約の防具や盟約の消費アイテム、濃厚な血が手に入ります。
その他のシーズン2関連情報
以下の記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、ディアブロ4のシーズン2限定要素「吸血力」について解説しました。各シーズンではそのテーマに沿って設定されたゲームシステムやアイテムなどが登場します。特徴や報酬、パッチによる変更点を理解し、シーズンを最大限に楽しみましょう!